新年を迎え、仕事が始まるとすぐに成人式がやってきます。
きれいに着飾った新成人が光り輝いている姿を目にすると、「自分は今の子に比べたらダサかったなぁ…」とつい遠い昔のことを思い出してしまいます。
自分の子が成人を迎える年は、忙しいことったらありゃしない!
成人式に参加する本人だけがバタバタすればいいのだけど、親(特に母親)が先頭に立ち、着るものの準備、スケジュール確認と、あるで保育園の入学式の頃と力の入れ方と、家の中の構図が変わらないのです。
ほんと、母親はいつまで経っても、我が子の世話をやきたがるもんですなぁ…
今回は、子供の成人式に家族総出で3日間を費やしたことのお話です。
たかが成人式なのですが、妻の一生懸命さについて、私なりに考えを深めてみました。
よろしかったら読み進めてください。
たかが成人式なのに力の入れ方がすごい!
私は転勤族で、3回の転勤を経験しました。
おかげさまで、家族も一緒に着いてきれくれました(感謝!)。
我が子は、小学校2年生で最初の転校、2度目は高校受験の時期に引っ越しが決定したので、転学するのにすごく苦労しました。
そのわずか1年後に3度目の引っ越しがあり、このときも大変でした。
我が子は、4箇所の地域で生活した中から、小学2年から中学3年まで過ごした地域の成人式に参加しました。
妻もその地域のママ友と再会する約束を取り付けました。
そんな転勤族だった私たちは、アイスバーンの冬道を車で3時間以上かけて、懐かしい地で3日間過ごしたのです。
母親はすごい!
たかが子どもの成人式なのに、妻の力の入れように驚きました。
私は着るものの準備くらい手伝えばそれで終わりだと考えていました。
しかし、妻ときたら、我が子が何もわかっていないかのように、あれこれ手伝っていました。
スーツの準備から、成人式の申し込み、当日のスケジュール確認、スーツの着こなしや髪の毛のセットなど。
まるで、新1年生みたいに…
私は容認しました。
私にはわからないなにかがあるのでしょう。
考えてみると、妻は、お腹を痛めて苦労して出産しています。
それに比べて、父親(私)は何も苦労なしに子供を手にしました。
この違いは大きいのでしょう!
それだもの、妻は一生懸命子育てをしてくれました。
いつになっても、子供は子供なのでしょうね。
我が子が幼い頃のままのように、世話をやいていました(決して過保護にはしていません)。
どこの家庭もそうなのかも知れません。
それに引き換え、父親の私は、ただの運転手です。
もっと積極的に子供のことに関われば良いのかもしれませんが、そうはなりません。
昔から、父親は仕事だけしてればいいと間違った考え方をしていましたから。
親が子供のことに出しゃばらなくてもいいと思っています。
温度差がひどいですね!
こんなときは、妻に従っていれば平和です。
絶対に妻に意見してはなりませぬ!
ムダな争いは禁物でございます…
職場の常識に惑わされてはいけない
父親の私は、昭和時代みたいに、男は仕事だけしていればいいと考えていました。
なので、基本的に子育ては妻に任せっきりだったのです。
大した稼ぎもないくせに、私は何をやっていたのでしょうか…
以前の私の上司で、家庭を顧みない人がいました。
その人は口癖のようにこのように言っていたのです。
「俺(上司)は、子どもの行事に一切参加したことなんかない!」と。
「子供のことで仕事を休むな!」と言わんばかりの無言の圧力です。
この圧力は、少なからず、私に影響を与えていました。
ですが、家族は大切と考えていたので、休むときは休んでいました。
殆どが妻任せでしたけどね…
このような仕事は家族よりも優先すべきという、仕事人間にとっての常識は危険です。
会社に依存していきるべしとも言わんとする、仕事が私を守ってくれるという価値観を押し付けられていてはダメです。
一見、正しいように写りますが、いくら自分自身を犠牲にして、仕事をしたところで、いざとなったら会社は守ってくれません。
何もなかったかのように、社員を見放します。
なので、会社に貢献することは大切ですが、自分を優先すべきなのです。
会社に自分人生を託すのではなく、自分で自分の人生を築いていくのです。
会社には、自分の人生の大切な時間を切り売りして、その対価として給料をもらっています。
正社員ということで、休日や時間外のサービス残業を強いられたりするのは、間違っています。
しかし、私たちは、自分を会社に捧げることを美徳としている部分があります。
こんなの、間違っているので、惑わされないように気をつけましょう。
仕事をして家族を支えているのは確かですが、会社は雇用する側と雇用される側の関係だけなのですから、それ以上でもそれ以下でもありません。
なんでもかんでもやらなきゃいけないと考えないことです。
もっとドライな関係なのですから。
まとめ
たかが子供の成人式とナメていてはいけないのです。
母親は父親と違って、我が子をお腹を痛めて産み、育ててきました。
その苦労して育ててきた子が二十歳になり、成人を迎えるのです。
この一大イベントに、母親はまるで幼少期のように一生懸命、大きくなった我が子の面倒をみます。
この母親の気持ちを父親は、少しでも受け止めなければならないのです。
それほど稼いでいないにも関わらず、まるで仕事一筋人間のように、家庭をかえりみないのは間違いです。
どんなに会社に尽くした所で、会社は簡単に社員を見捨てます。
昔の高度経済成長時代のように、会社は社員を大事にしなくなりました。
どうしたって、自分の家族の方が大切なのです。
今回、家族揃って、昔の赴任地へ3日間もの間滞在してきました。
おかげで私は、生活リズムが完璧に狂ってしまいました。
1DKのアパートに5人が滞在したものですから、私は寝袋で寝ました。
そしたら、バッチリ睡眠不足です。
頭は働かず、ダメ人間でした。
やはり、家がいいですね!
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