社会人は生活の為に仕事します。
その9割はサラリーマンなのですが、仕事が楽しくて仕方ないという人なんて、ほぼいないのだと思います。
「仕事は辛いもの」というのが慣例でしょう。
そんな辛い仕事を週5日もしくは6日頑張ったあとの休みは、とても楽しみです。
だって、仕事に行かなくてもいいのですから。
そんな大好きな休日は、趣味に費やしたり、何もしないでダラダラと普段の緊張とは真逆のゆるーい一日にする人など、様々です。
私は、辛い仕事がない休日に、辛い仕事のことを回想してしまう反芻思考に陥り、うつ方面に向かっていた大変しんどかった過去があります。
「反芻思考」とは何度もネガティブな出来事を思い出し、悩み続けて抑うつ気分を増長させる考え方のことをいいます。もともと反芻とは、牛などが食べ物を消化するために一度胃に入ったものを口に戻し、繰り返し咀嚼(そしゃく)すること。ネガティブなことを何度も思い出して落ち込む行動が動物の反芻に似た反復行動であることから、反芻思考と呼ばれるようになりました。反芻思考は医学的には「抑うつ的反芻」と呼ばれており、うつ病や不安障害、強迫性障害などとも関係があるといわれています。
引用:メンタルヘルス.jp
休みの日にも、仕事のことが頭の中から抜けない状態は異常です。
体と心を休ませるための休日なのに、休まらないのは、心身を蝕みます。
本記事では、私が陥った休まらない休日で悩んだ経験をお伝えします。
過去の私と同じ悩みを抱えている人にとって、何かのお役に立てれば嬉しいです。
休みの日に仕事のことを考えてしまうのは、受けたショックが大きいから
私が反芻思考に陥った理由は、職場の人間関係からです。
- 上司によるパワハラ
- 部下からの攻撃
私は30年以上働いてきて、初めて本格的なパワハラを受けました。
そのときの私のメンタルの落ちようと言ったら、ひどかったですね!
私のことを全否定するのですから、真面目なほど真に受けてしまい、「自分はダメな人間」と悩むようになります。
ほんと、異常です。
パワハラ以外では、ちょっとイカれた部下からの攻撃ですね。
注意したら逆ギレするし、悪態はつくし…
それはもう、強烈でした。
職場で受けた衝撃な事は、帰宅してからも、引きずってしまいます。
特に入浴時は危険です。
ネガティブなことを考えがちになりますから。
このように、職場で強烈なことがあると、休日になっても悩み続け、休まらないのです。
考えないようにしていても、突然自分の思考に侵入してきます。
ほんと、なんとかしてほしいものです…
関連記事;上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
今を生きていない
家でも仕事のことを考えてしまい、休日でも休まらない状態になるのは、今を生きていないからです。
悩みというのは、過去と未来に囚われて、不安になります。
将来に対して、何だかわからない不安に駆られたり。
過去のことを後悔していたり。
こうやって、現在に意識がない状態なのです。
今を生きるというのは
- 天気がよく、空が青くてきれいだな!と今を感じる
- 趣味などに没頭する
- 現在に意識がある状態
です。
よほど意識しなければ、今このときに意識がない状態になることが多いです。
過去や未来に意識を持っていかれないようにする訓練は、「マインドフルネス瞑想」でできます。
私は、ストレス解消に良いといわれていたので、マインドフルネス瞑想をはじめました。
やり始めて、約2年になります。
その効果の程は、地味に効いている感じです。
目に見える効果はありませんが、ある時、「あれっ、イライラしなくなったかも?」と感じたり、「ストレスが軽減しているようだ」と思うのです。
感情的にならなくなり、論理的思考になったり、他人への思いやりを持つことができたりする自分になっていると感じます。
あまりにも地味なので、確実にこれだ!と言えませんね!
ただ、思考と感情の切り離しができるので、メンタルの過度な落ち込みはなくなりました。
関連記事:マインドフルネス瞑想でストレスと不安を解消したい【瞑想の効果】
休日を充実した日にするために
現在の私は、稀に仕事のことが自分の思考に侵入してくることはありますが、大事に至っておりません。
家で仕事のことを考えたとしても、「過去に苦しめた反芻思考になるパターンだ。だけど、今はそうはならない」と味わっている感じです。
それでも、軽い不快感はありますが、問題のない程度です。
やはり、休日は楽しむべきだし、仕事のことを考えるのは、平日の日中だけにするのです。
だって、休日に考えても給料に反映しないから…
休日に仕事のことで悩まないようにするには
- 健康的な生活をする
- ストレス解消に努める
上記の2つがとても重要になります。
メンタルに効果的な行動をとることが大切なのです。
健康的な生活をする
健康的な生活とは、食事・睡眠・運動です。
これらは、メンタルに大きく関わってきます。
ジャンクフードばかり食べていては、イライラしやすくなります。
血糖値を急上昇させる精製糖質(精製された砂糖・白米・小麦)を玄米や全粒粉に変えてみるのがいいでしょう。
その他、野菜・魚を中心とした食生活が健康を保つためには意識した方がいいです。
睡眠不足もイライラしやすくなりますし、判断力低下を招きます。
これは、相当なものになります。
睡眠を侮るなかれ!
良質な睡眠のポイントは3つ
- 睡眠時間は6〜8時間
- 寝る1時間前には、スマホやパソコンの画面を見ない(ブルーライトが脳を刺激する)
- 夕方以降はカフェイン摂取を控える
運動もとても大切ですので、次項でお話します。
関連記事:健康的な生活を習慣にするのは幸福になるというメリットがあるから
ストレス解消に努める
自分のやる気を上げてくれるストレスは大歓迎なのですが、嫌な気持ちになるストレスは、すぐに解消してしまいましょう!
ストレス解消方法は人それぞれですが、自然に触れることはかなり効果的です。
その他、運動もいい感じです。
心拍数を上げる運動は特に効果的です。
なので私は、森の坂道を走ることが最高にストレス解消になります。
緑にふれることが簡単なので、近所の公園に行ったり、観葉植物を飾ることも、ストレス解消になります。
運動が苦手な人は、ウォーキングのような軽い運動から始めるのがいいです。
生活の中に運動を取り入れることが大切なのです。
関連記事:自然と触れあうことで得られる7つのメリットでストレス解消
それでも様々な問題は起こる
今に意識を集中したり、ストレスを解消したりして、少しずつ仕事の悩みを家庭に持ち込まなくなったとしても、生きていれば様々な問題に直面します。
そのとき、感情的にならずに、何が起こったか確認しましょう。
その中で、現実を受け入れ、対処することが重要です。
自分の努力でどうにかできること、どうにもできないことを見極めます。
どうにもできないことに執着しても仕方ありません。
自分ができることに集中することが、ベストに近い対処法です。
思考と感情を切り離し、冷静に判断しましょう!
関連記事:パニックを起こしていた自分が冷静に思考できるようになった理由
まとめ
仕事のストレスから、休日にも仕事のことを考えてしまって、休まらないというのは、メンタル的にヤバイ状態です。
今このときに集中できていなく、ふぁぁっとした状態です。
過去や未来に意識を持っていかれ、訳のわからない不安に悩んでしまいます。
それを訓練するには、マインドフルネス瞑想がいいです。
効果はじわじわあとから気づく感じですが、自分の内面を覗くことができるようになるので、やってみることをオススメします。
充実した休日を取り戻すためには、
- 健康的な生活をする
- ストレス解消に努める
ことが大切です。
食事・睡眠・運動を意識して、メンタルが落ちないように心がけます。
そして、緑に触れたり、趣味に没頭したりして、ストレス解消も大切です。
これらを実践することで、思考と感情を分離することができると思います。
そうすると、的確な判断ができ、余計な消耗はさけることができるでしょう!
私は、人生で嫌なことを減らしていき、快(自己成長など)を求めて生きていこうと思っています。
人生は一度きり、楽しんで生きましょう!
関連記事:【辛いのに無理に頑張らないで】過度なストレスは人生を狂わす恐れあり!