消費大国ニッポンで生活していると、お金を稼ぐことに価値を置くことが当たり前に感じます。
なので、身を粉にして一生懸命働くことが幸福になるための王道だと思ってしまいます。
会社から毎月数十万円の給料が口座に振り込まれるので、「今より待遇のいい会社はないのだ!」と自分自身を洗脳して、サービス残業をするのが当然と考えている人は一定数いるのだと思います。
たとえ、「不自由なく生活できるから良いんだ」と思っていても、今の状況がずっと続くとは限らないのです。
私の場合、定年まで働いていくイメージを思い描いていたのですが、上司のパワハラなどにより、状況が激変しました。
関連記事:上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
パワハラでメンタルが落ち込み、這い上がろうと悩み続けた結果、「無理して働かなくても生きていけるかも」という結論に至りました。
本記事では
- 仕事が辛いと感じている方
- 心に余裕がない方
- 時間に追われている方
に向けて、私が考えていることをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 今の自分を見つめ直す
- 心の平和を取り戻す方法がわかる
- 人生について考える
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 仕事が辛ければ、環境を変える
- お金は道具であり、絶対ではない
- お金に縛られないことで幸せに暮らせる
ということです。
詳細は後述していきます。
辛くても働いて稼ぐのが当たり前という幻想
昔から「辛いからと言って、仕事を辞めてはならない」や、「同じ職場で長年働き続けるのがいいんだ」という風潮が世間にはあります。
確かにそのとおりではありますが、現在の日本には、仕事が原因でメンタル疾患になる人や自ら生命を断つ人は少なくありません。
一度メンタル疾患になると、症状は改善するものの、元通りには回復しません。
実際、私自信も、精神科に行かなかったのでメンタル疾患ではありませんが、以前とは違う人になっています。
いい意味で、「自分2.0」に変化しました。
無理に仕事を続けることの弊害があることを認識しておいた方がいいでしょう。
仕事を続ける理由は、もちろん「お金を稼ぎたい」と考えるからです。
お金を稼ぎたい理由
なぜお金を稼ぎたいのでしょうか?
- 将来が不安
- 消費のため
- 見栄のため
将来が不安なので、とにかくお金を稼げるだけ稼いで、貯めれるだけためておくということです。
日本は欧米化により、消費大国化しました。
消費することが当たり前となり、しっかり稼がなければならなくなったのです。
テレビCMが流れ、密かに消費を促していることが、大量消費の原因になっていると思います。
高度成長期には、テレビ・冷蔵庫・洗濯機の三種の神器を買って生活を豊かにしたいという理由で、稼ぐことに意識を向けましたが、現在では、これらの家電を容易に手に入れることができるようになりました。
マイホーム、マイカー、衣服、最新スマホなど、見栄のためにお金を注ぎ込んでいる人も多いでしょう。
LINEしか使わないのに、10万円以上の最新式スマホを買っている人もいます。
スマホはとても便利で、モバイルPhoneというよりComputerなのです。
見栄でスマホを持つよりも、機能を活用した方が恩恵を受けられるのでお得です。
以前の私は、将来に対しての不安があり、そのストレスで消費することが当たり前で、多少の見栄のためにお金を稼ぐことに意識を向けていました。
しかし、仕事で過剰なストレスを抱えるようになってからは、無理にお金を稼ぐことに弊害を感じるようになったのです。
たくさん働くことの弊害
たくさん働いて、たくさん稼ぐことで、ある程度幸福感が高まります。
しかし、無理に働くことでの弊害もあります。
- 時間貧乏になりがち
- 可処分所得はそれほどでもない
- 過度なストレス
サラリーマンは、自分の時間を切り売りすることで、賃金をもらっています。
たくさん稼ぐために多くの時間を仕事に提供していると、それだけ自分の時間を削ることになります。
時間貧乏になってしまうのです。
時間貧乏になると、余暇を楽しめなくなったりして、心の余裕がなくなります。
家庭を持っている人は、家族と過ごす時間が少なくなります。
そうなると、生活にすれ違いが生じ、家族との関係もぎくしゃくしたりしまいがちになります。
日本のサラリーマンは、源泉徴収という強制的に天引きされて、残りが銀行口座に振り込まれます。
税金や健康保険料や厚生年金は決して安くはあません。
それも、健康保険、介護保険、厚生年金の半分は会社が負担してくれているので、天引きされている倍の額を支払っているのです。
これらの給料から天引される割合は、収入が増えると支払う額も増加します。
なので、頑張って収入を上げても、引かれる額も多く、可処分所得はそれほど増えず、有り難さは半減します。
長時間働くことによって、過剰なストレスを抱えることもあります。
短期的なストレスは集中力が増し、仕事には有益です。
継続的にストレスがかかった状態は、心身の不調を引き起こす原因になります。
こうなってしまうと、能力も低下するので、本人にとっても会社にとっても不利益になるのです。
無理に頑張って働くことについて、警戒しなければならないでしょう。
関連記事:頑張りすぎで心も体も疲弊してる!ーもっと楽に生きてみる【幸せな人生にする】
お金はそんなにいらないんじゃない?
お金というのは、人類が大発明した便利な道具です。
お金に絶大な価値を置き、崇拝していては、幸福にはなれないでしょう。
確かに、生きていくために多少のお金は必要です。
「お金 = 仕事」になるので、お金をたくさん稼ぎたい人は無理にでも仕事を頑張ってしまうことでしょう。
私は、当たり前に仕事を頑張ってきましたが、その結果、大きなストレス抱え続け、贅沢をしなければお金の心配はいらない程度の給料になりました。
しかし、心が貧乏になっていったのです。
何をするにしても楽しく感じなくなり、私から笑顔が消えていきました。
お金は入ってくるけど、不幸だったのです。
- 人は幸福を求めて生活しています
- 生活するためには、お金が必要です
- 何事もバランスが大切です
となると、お金を無理に稼がなくても生きていく方法を考える必要があります。
お金のことを気にしなくても生きていけるようにするには、
まず「支出を減らす」ことが最も重要です。
特に固定費を見直します。
家賃、車、スマホなど、当たり前に支払っている物ををより支出を抑えるように工夫するのです。
関連記事:格安スマホに乗り換えて、お金を浮かせ、有効活用!(格安スマホ業者へ乗り換える)!
ストレスが多い職場であれば、心が疲弊する前に転職するのがいいと思います。
悪い人間関係は、幸福度を低下させてしまいます。
職場環境は良くならないことの方が多いです。
無理に頑張るのではなく、元気なうちに転職エージェントを使うなどして、転職の準備をするのがいいでしょう。
普通に働ける職場は貴重です。
環境がいい職場で働いているとするのなら、その仕事を大切にしましょう。
とても幸せなことです。
過度なストレスがない職場や時間的余裕が持つことができる職場は宝ですよ。
関連記事:【仕事辞めたい】やらなければいけないと鼓舞して頑張ってきたけど、何かおかしい
お金の心配をしないように
お金が不足している状態は、とてもストレスになります。
その悪影響は、決して小さくはありません。
なので、ある程度の蓄えと収入に見合う生活をすることが大切です。
- お金や時間がないと感じると脳機能が低下する
- お金がなくて悩んでいる人は老けて見える
- お金に関するストレスは健康を害する
お金や時間がないと感じている人は、脳機能が低下します。
借金をしている人がお金のストレスがあることで、合理的な返済計画を立てることができなくなり、多重債務に苦しむ結果になりやすいです。
お金が足りないと感じることで生じるストレスは、思考力を低下させてしまうので、幸福から遠ざかる結果になってしまうのです。
さらにお金に関するストレスは、老けて見えることが多いようです。
何においても、お金に関する悩みを持つことがないように心がけていなければなりません。
お金のストレスは、健康を害してしまいます。
- 体重の増加
- タバコとお酒の量が増える
- 睡眠不足になる
お金に関するストレスのせいで、ジャンクフートをよく食べ、運動もしない、テレビ視聴時間も長くなり、体重増加するのは当然です。
お金のストレスで、合理的な考えができなくなっているのです。
さらに、目先の欲望に弱くなり、タバコとお酒の量が増えます。
その他、睡眠の質、量ともに不足にもなるので、思考力が低下して当然です。
関連記事:健康的な生活を習慣にするのは幸福になるというメリットがあるから
他人の目を気にしないようになってから考え方が変わった
私たちは、周りの人と同じ行動をとる方が楽だし安心です。
人と違うことをすると、どう見られているかが気になり、不安になります。
どんなに気にしていても、自分が考えているより、他人は気にしてはいないのです。
たとえ気にしていたとしても、別にいいじゃないですか。
自分は自分の人生を歩んでいて、他人の人生を歩む必要なんてないのです。
他人の目を気にしていては、何もできなくなります。
しっかり自分の頭で、自分が何をしたいのかを考え、行動に移すのです。
自分が新聞をいらないと思ったら、他人に常識的にありえないと思われても、やめるべきです。
スマホだって、古い機種を使っていても他人には関係の無いことです。
ケチと言われても、自分がしっかりとしていれば何の問題もありません。
私は、あまりお金を使わないので、ケチと言われたことがあります。
私を非難した人は、人のことをケチと言うのに、あまりお金がなく、ローンで欲しくなった物を買っていたのですから、ケチで良いのかなと思いました…
承認欲求でムダに消費していてはならないのです。
モノよりも経験にお金を使ったほうがいいし、他人のためにお金を使うことで幸福感が上がるのです。
関連記事:収入が増えているはずなのにお金に余裕がない理由は?【浪費を削って資産形成】
まとめ
無理にたくさん働いて、お金を稼ぐよりも、ある程度貯蓄しておいて、収入に合わせた生活をした方が幸福に感じます。
私たちは、お金を多く稼ぐことに価値があると勘違いしている人は多いです。
なので、たくさん働くことが当たり前となり、その弊害でメンタル疾患を患ったり、自ら生命を断つ人がいる事実を見逃すことはできません。
自分は大丈夫と思っていても、過度なストレスを継続的に抱えていると、そのツケを後になってから払うことになりかねません。
そんな中、稼ごうとする理由は
- 将来が不安
- 消費のため
- 見栄のため
であり、その弊害が
- 時間貧乏になりがち
- 可処分所得はそれほどでもない
- 過度なストレス
です。
確かに生活するのにお金は大事です。
ワークライフバランスを意識して、ある程度の収入を得つつ心に余裕をもって生活することが大切です。
お金がないことによるストレスの悪影響は
- お金や時間がないと感じると脳機能が低下する
- お金がなくて悩んでいる人は老けて見える
- お金に関するストレスは健康を害する
です。
バランス良くお金を稼ぎつつ、充実した生活を送ることを心がけていきましょう!
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