人は、面倒なことを避ける習性があります。
考えることも避ける傾向にあるかと思います。
直感的に考えることは、大した負担にならないのですが、後悔につながることがあります。
それに対して、深く考えることは、神経集中モードでやらなければならないので、疲労しますが、障害になることも考え対処するようになるので、より実践的です。
休みの日も仕事のことを考えたりすることもあるのですが、あまり考えすぎると心によろしくないので、できれば何も考えない時間を持つことが大切とされています。
最近になって、私は、この考えることについて、誤った認識であったことに気づきました。
本記事では
- 仕事の人間関係に悩んでいる方
- 普段考えることをしない方
- 考えることについて知りたい方
へ向けて、私が考えることをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読みすすめることで
- 考えることのメリットがわかる
- 考えすぎと悩みの違いがわかる
- 考えることの重要性がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げますと
- 考えることは良いが、悩むことはメンタルに悪い
- 普段から考える習慣を持つことで問題解決能力が上がる
- 深く考えることで、自分の内面がわかる
ということです。
詳細は後述していきます。
考えない人
普段、生活をしたり、仕事をしていると、考える場面はたくさんあります。
しかし私は、最近、普段から考えることをしない人がいることに気づき、驚きました。
いまさらですが。
仕事では、問題解決するために、思考をフル回転で働かせなきゃいけません。
しかし、私の同僚は、自分で考えることをしていないことが分かりました。
直感では解決できず、深く考えなければならないときは、集中力と体力が消耗します。
なので、面倒に感じ、できるだけ避けたい気持ちはわかりますが、考えないということは、仕事を放棄していることと同等なことです。
今までは、その同僚と一緒に問題解決をしていると思っていました。
あるとき、いつものように、同僚が私に質問してきました。
私は、いつものように回答しましたが、「あれっ、同僚は、自分の頭つかってない?」と感じ、イライラしました。
私もいままで何を見てきたのか…
「そういえば、いつもこうやって、私が真剣に考え、答えを出してきたなぁ…」
集中して考えていたので、気が付きませんでした。
私が別のことに注力しているときも、私の考えをもらいに来るので、私の作業効率が低下してしまいます。
「なんでもかんでも、私の頭に頼るでない!」
こりゃ、いかん!
それからは、同僚自身の考えを提示してもらうようにました。
「あなたは、どのように考えているの?」と聞いてみると、その同僚はフリーズし、不機嫌な顔になります。
「どうして答えを教えてくれないの?」とでも言わんとばかりに…
私は、そのままフェードアウトして、自分の仕事に戻ります。
なかなか難しいんですね!
同僚は私に答えを期待していただけに、期待はずれだったのですね。
その答えに、私の考えを補足する予定でしたのに。
Siriのように扱われていたことに気づいた私は、自分で調べなさいモードにシフトしました。
参考記事:頭を使う(考える)ことのメリット[ストレス解消]悩んでいないで考えよう!
考えること
自分の頭で考えない人が存在することを知った私は、考えることについて考えるようになりました。
私は、仕事中に考えることが多いのですが、仕事以外では、できるだけ考えないようにしてきました。
それは、仕事以外の時間も仕事の事ばかりを考えていたからです。
いま考えてみて気づいたのですが、休みの日に仕事のことを考えているというのは、本当の意味での考えるではなく、悩んでいるという行為なのだと思います。
たいていの仕事の悩みというのは、人間関係です。
- プロジェクトがうまくいかないと上司に怒られる
- 職場の同僚からショックなことを言われた
- 問題のある職員とどのようにやっていけばいいか
など、家で考えてしまっていました。
このように、サラリーマンが仕事以外の時間で考えるというのは、考えるというより悩み続けているということです。
休みの日にも仕事のことで悩むということは、心身にとって良くないことです。
メリットなしです。
したがって、考えてはいけないという結論に至ります。
できるだけ考えないように努力します。
結果、普段の生活では、考えることをしなくなります。
起業家は考える
サラリーマンの私とは反対に、成功している起業家などは、積極的に考えることをしていることが分かりました。
起業家は、様々な困難にぶち当たると言います。
このようなときに、フルスロットで考え抜きます。
私のようなサラリーマンとは全く違うことがわかります。
ここで、私に疑問が生じました。
自分の時間は、考えることをしない私と何が違うのだろうかと。
認識の違い
サラリーマンの私と、起業家が行う考えるというのは、何が違うのでしょか?
私なりに調べてみると
私のような悩むという行為は
「決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める」
ことで、
起業家の考えるというのは
「筋道を立てて、頭を働かせる」
ということかと。
今までは、考えることは辛く、疲れる行為でしかありませんでした。
しかし、今では、考えることは楽しいことなのです。
どうしてかというと、本当に考えている時には、頭の中に仕事のことが入ってきません。
考えることに集中している状態でしょうか。
子供の頃に持っていた好奇心が、中年の私にも再び湧いてきて、楽しくなります。
好奇心を持つと、普段、目にしている、何気ないことにも「どうして〇〇なんだろう?」と疑問になります。
さらに、普段かた物事をいろいろな角度で考えるようにしていると、上記と同じように、様々な疑問点がでてきます。
「どうしてこうなんだろう?」と考えるとその答えを知りたくなったり、
「これは、〇〇だから△△なんだな」というように、なり、何気なく見過ごしていたことから、学ぶことができるようになります。
問題に出くわしても、様々な角度から考えたり、深く考えることで、答えが見えてきます。
ストレスを感じないで思考を続けていると、知識が増えていきます。
知識が増えていくと、生活などに役立つ情報が手に入り、少しではありますが、工夫することで生活が豊かになります。
考えることは、脳が活性化します。
アンチエイジングをめざす私において、とても良いことです。
まとめ
人の脳は、面倒なことを避けようとします。
考えることも面倒なので、できるだけ考えないようにする習性があります。
私達は、仕事などで、考えることが必要な場面が多いです。
しかし、私のすぐ近くに、私にばかり考えることをさせて、自分は楽をして考えない人がいることに最近気づきました。
それから考えることについて、考えたわけですが、今まで誤った認識をしていることに気づきました。
考えることと、悩むことは全く違うことなのです。
仕事以外の時間も考えて(悩んで)ばかりいるのは、心身に悪い影響があるので、できるだけしない方がいいと考えていました。
「考えること」と「悩むこと」を混同させていたのです。
「考えること」は積極的に、「悩むこと」はできるだけないようにすることが大切なのだとわかりました。
考えることで、好奇心が湧いてきて、様々なことを学習することになります。
そうすることで、知識が増えていき、生活が豊かになります。
考えることで、次第に不安が解消されていき、前向きになれます。
考えることは、人生を豊かにすることかもしれません。