私達が所属するコミュニティーには、いろいろな人がいます。
その中で、コミュニケーションをとりながら、仕事などの任務を遂行しなければなりません。
ときには、自分と正反対の考え方や性格の人と対峙することもあり、場の雰囲気が悪くならないように、いろいろなことに気を使ってしまいます。
私のように、気を使うことに疲れてしまっている人もいることでしょう。
本記事では
- 他人に気を使いすぎてしまう方
- 場の雰囲気を壊したくないため、自分を出せていない方
- 対人関係のストレスで疲れている方
に向けて、私が実践している事をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 気を使いすぎても結果は良くならないことがわかる
- 他人に好かれようとすることで、マイナスにはたらくことがわかる
- 自分が変わるべきと考える
ようになります。
しばらくの時間お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 場の空気を悪くしないように気を使いすぎてはいけない
- 相手に気を使って、自分の意見を言わないのはダメ!
- 相手のためと思い、やりすぎるのはダメ!
- 自分を持つようにする
ことです。
詳細は、後述していきますのでよろしくです。
人の痛みがわかるから
私は、社会人になって、30年以上もの間、人に好かれようとしてきました。
人に好かれようとするのは、結果であり、もともとは、人のためにしてあげたことにより、その人が喜ぶことに快感を得たのがきっかけです。
私がまだ20代のころは、人のために一生懸命してあげることで、仕事がうまく進めることができました。
そんな私は、幼い頃から母子家庭で、祖母と暮らしていました。
祖母のそばに居たことで、明治生まれの祖母からいろいろなことを学びました。
そして、人の気持や、痛みがわかるようになったのだと思います。
社会人になっても、祖母から習った人への気配りは変わりなく実践できました。
人に物事を頼まれると、断ることをしないで、ほとんど引き受けました。
そうすると、人が喜んでくれました。
それが嬉しくて、色々してあげました。
時には、嫌だなぁと思うこともありましたが、相手との空気を壊したくないので、断ることができませんでした。
すごく気を使っていました。
それでも、おおよそ自分が望む結果になっていたので、良かったのですが…
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忖度疲れ
私は、職場で重宝されていました。
何か問題が起こると、解決に向け必死に取り組みました。
断ることはしませんでしたし。
悪く言えば「Yesマン」です。
その私を上手に使ってくれる上司もいました。
その上司は、厳しいところもありましたが、なにより私をすごく評価してくれていました。
仕事は強いプレッシャーのかかる事や、期限が差し迫るもの、経験がなく、迷いながら進めた事など、決して楽なものではありません。
だけど、その上司からの期待、信頼、評価があったおかげで、私にやる気と充実感を与えてくれていたのです。
サラリーマンになってから30年以上経過して、私の置かれる環境も周りのメンバーも変わりました。
人事異動でパワハラ上司が私の前に現れました。
なんとかうまく接して行こうと、相手に合わせで頑張りましたが、うまくいきませんでした。
私の前に現れたパワハラ上司は、テイカーだったのです。
打ち合わせでは、過去の自慢話ばかりしていました。
私のように、長年働いている社員を初めから低く見ていました。
私が何を言っても蔑むだけで、聞き入れてくれる様子は微塵もありませんでした。
ただただ、私を批難し、叱責し、ダメ社員扱いをうけました。
そんな私は、猛烈なパワハラに悩むことになったのです。
関連記事:上司のパワハラで心身が限界になる前にー自分ができることをして幸せに暮らすために
やりすぎ注意!
人から頼られると、相手の求めている以上にやってあげました。
人にもよりますが、味をしめた相手は、何でもやってくれると思い、調子にのって、自分で解決する努力を怠り、私に解決までのすべてを委ねてきます。
頼まれると何でもホイホイやってあげる私です。
喜ばれるのもあって、良かれと思い、今考えるとやりすぎてしまった感があります。
楽をしようとする人は、自分ができるのに、人がやってくれるのであれば、そのままやらせようと試みます。
そういったことをしていると、自分の脳力を向上できないだけではなく、信頼を失いかねないのです。
本を読んで気づいた
先日、「嫌われる勇気」を読みました。
この本を読んでみて、気づいた点があります。
それは、私のように、好かれようとしていたらダメなのですね!
相手のテリトリーにまで、進出してはいけないのです。
いままで私は、相手との距離が近すぎたのです。
一歩引いて接しないといけないのです。
人に提供するもの、その人に任せるものを区別しないとダメなのです。
相手の陣地には侵入してはいけなかったのです。
とてもシンプルで、大切なことなのです。
疲労軽減
「嫌われる勇気」に書かれたことを自分なりに解釈して実践しました。
- すべての人から好かれたいと思わない
- 忖度しない
- 必要以上に気を使いすぎない
- 職場に自分の価値を提供する
- 必要以上に手出しをしない
そうすることで、気持ちと感情が揺さぶれることがなくなり、疲弊しなくなりました。
いつものように私の気遣いを期待していた人は、面白くなかったかもしれませんが、その人のスキルアップするのを私が邪魔していたことにも気づいたのです。
まずは、自分で考えさせて、どうしてもダメなときにだけ、手を貸すようにしました。
自分で解決できたら、嬉しいはずです。
自分にしかできない、必要とされる事だけを施して一旦終了します。
追加の依頼があれば、自分が手出しする必要があるかどうかを考える。
初めのうちは、ちょっと冷たいかなと思うけど、決してそんなことはありません。
人とうまくやっていくには、一線を画すことが、とても大切なのです。
「いい人をやめる=悪い人になる」ではない
私は、
- みんなから好かれようとすることをやめました。
- いい人に思われようとするのをやめました。
- いい人をやめる=悪い人になる ではありません。
- いい人をやめることで、無理をしなくても良くなりました。
その結果、精神的に楽になったのです。
- 全員と仲良くしなくてもいい
- 高感度を上げなくてもいい
- 好かれるのは結果であり、目指すものではない
- 良かれと思ってやっている行動が、実は裏目に出て、自分自身を追い詰めている
- 嫌われても実害は殆どない
- 人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きる
必要以上に、気を使うことで、悪い結果になることがあります。
反対に、他人と一線を画し、必要以上に気を使わなくなると、自分の心が楽になるし、他人との関係も以前より良くなります。
もちろん、人それぞれに対応が違ってくるのはありますが。
とても不思議なことですが、一生懸命やってきたことが、自分自身の心を苦しめていたことに30年かかって気づきました(笑)。
まとめ:人に好かれようとしてたら、自分の心が疲れてしまう!
人に頼られるって、嬉しいことです。
だからといって、前のめりではいけないのです。
適正な距離感で、必要とされることだけを提供してあげる。
相手の勢いに負けて、自分の意見を言えないのはダメです。
あれこれ気を使って、言葉を選んでいてはいけないのです。
適正な言葉をすぐに言えることができればいいのですが、最初は意としない言葉を発してしまうかも知れません。
それでもいいのです。
いい人になろうとして、心身を削ってはいけません。
人のために奉仕することは良いことです。
求めていないのにやってあげる必要はありません。
- 全員と仲良くしなくてもいい
- 高感度を上げなくてもいい
- 好かれるのは結果であり、目指すものではない
- 良かれと思ってやっている行動が、実は裏目に出て、自分自身を追い詰めている
- 嫌われても実害は殆どない
- 人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きる
以上のことを、心に留めて、行動しましょう!
自分は自分、他人は他人なのだから…
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