トライアスロンを趣味の方は、大多数ではないものの、ある一定数はいるものと思います。
いざ、トライアスロンに出場となると、ネックになるのがスイムと思っている方は多いのではないでしょうか?
本記事では
- 現状で成功をイメージできない方
- トライアスロンに興味のある方
に向けて、私の経験したことをお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- コツコツ努力することで、成功に近づくことがわかる
- 現状だけで未来の結果を決めつけてはいけないことがわかる
ようになります。
少しの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 今は、遠く及ばなくても、目標に向かって、努力することで、成功につながる
- なかなか結果が出ないときがあっても、焦らず、直向きに決めたことを続ける
ことになります。
詳細は後述します。
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成功体験があった
私には、成功体験がひとつもないと思っていました。
しかし、よくよく考えてみると、私は、過去にトライアスロンに参加した経験があります。
出場を決断したときは、ゴールできる可能性ゼロの状態でした。
このあと、詳細にお話しますが、可能性ゼロから、少しずつゴールできる可能性を上げるため、努力しました。
そして、結果的には、ゴールできるくらいまで、自分の実力を高めることができたと思います。
途中までは、思うように結果がでないので、凹んだりもしました。
そして、凹みながらも、努力を続けました。
そうすると、ある時から、なんとなくではありますが、実力が伴ってきたんだと思います。
これって、成功体験であり、成長マインドセットの考えだったのだと感じています。
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トライアスロン出場を決断したきっかけ
私がトライアスロンに挑戦する前に、マラソンをやっていました。
趣味程度の市民ランナーってやつです。
フルマラソンを完走できるようになると、タイム短縮やトライアスロンのことが気になりだします。
ある年のマラソン仲間との新年会に参加しました。
そこで、今年の抱負をいわなければならないことになったのです。
そこで、酔った勢いで、トライアスロン出場宣言をしてしまいました。
この時、私の水泳の能力は50メートルしか泳げませんでした。
一般的なトライアスロンは
① スイム1.5km
② バイク40km
③ ラン10km
です。
「あー、どうしよう」って感じです。
ゴールしてみたい
トライアスロンに出ると決めたその時の私の状況は
① スイム ー 50mしか泳げない
② バイク ー やったことないけど、40kmならやれるかな
③ ラン ー 全然イケるでしょう
です。
1月に挑戦することを決意し、本番は半年後の7月です。
出場するからには、最後のランまで走りきりたい。
この時には、ゴールできる可能性はゼロ。
なんてこったい!
どうなることやら…
練習しなければ…
可能性ゼロの状態。
どうしよう…
可能性を少しでも上げなければ。
スイムを中心に練習しよう!
今は、ちっとも泳ぐことができないけど、練習をしていけば、変化できるかも!
練習をやるしかないでしょ!
はじめは50メートルから
練習を始めた時は冬でしたので、近くのプールはやっていません。
週末に隣町まで30分かけて、温水プールに通いました。
練習開始直したときは、50メートルしか泳げませんでした。
50メートル泳いだ後、息の荒々しさったらありません。
酸欠になりそうです。
そんな私も、何度かプールに通ううちに、100メートル、200メートルと少しですが、泳げる距離が伸びていきました。
ヤッター!と喜んだのもつかの間、隣のコースでは、太った年配のおじさんが、上手に泳いで、私を何回も周回遅れにします。
悔しかった!
私は、息継ぎがとても下手なので、とても息が苦しくなるのです。
それでも頑張って、できるだけ長く泳ぐ練習をしました。
練習後は、酸欠でフラフラになりました。
ストレス発散
ようやく500メートルまで距離が伸びました。
25メートルプールを10往復しますが、充分に酸素が行き渡らないので、酸欠になると、数えていた周回数がわからなくなるほど。
そんな状況ですから、何も考えられなくなります。
体は、悲鳴を上げているのですが、
私の心は、その時期にかかえていた仕事のプレッシャーも忘れて、ストレス発散にもってこいなのです。
練習は苦しいですが、週末を楽しみに仕事していました。
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少しずつ距離が伸びた
500メートル以上泳ぐことに恐怖心がありました。
500メートルでもきついので、それ以上泳ぐと溺れてしまうと思っていました。
しかし、1500メートルという大きな目標があるので、次のステップをチャレンジしなければと思うのでした。
練習開始から3ヶ月くらいに、意を決して、1000メートルにチャレンジしました。
なんとか、かんとか泳ぐことができました。
すご〜くゆっくりでしたが。
基本500メートル、時々1000メートルチャレンジを繰り返した練習を続けていきました。
トライアスロン大会に向け、準備したもの
トライアスロン大会に出場するには、必ずウェットスーツを着なければなりません。
トライアスロン用品のショップなんて近くに無かったものですから、ネットで色々調べました。
Wiggleという海外のショッピングサイトからウェットスーツを購入しました。
かなりお安くなって、助かりました。
ドライスーツというウェットスーツの中に着て、スイム以降の競技用にウェットスーツの中に着ておくと、トランジションでの時間短縮になります。
わたしは、とりあえず参加なので、ピチピチウェアの上下で挑むことにしました。
トライアスロン大会
なんだかんだで、トライアスロン大会当日になりました。
色々あったなぁ。
でも、目標に向かって、努力したのは、楽しかった。
頑張ればなんとかなる状態まで、鍛えることができたから。
レース前
レース前、続々とトライアスリートが集まってきます。
バイクも立派なものを乗っている。
みんなが凄く速そうに見えます。
完全にビビっています。
不安と緊張でソワソワしていました。
たくさん練習してきたし、大丈夫と自分に言い聞かせてスタートを待ちました。
スイム
私が出場した大会は、砂浜ではなく、入り江で行うので、足が着かないくらい深い水の中で立ち泳ぎをしてスタートの合図を待ちます。
そして、「プァーン」という音でスタートしました。
泳ごうとしても凄く混雑して、進みません。
そのうち、前のスペースが空いたので、泳ぎ始めました。
隣の人の手が飛んできたり、前の人の足で蹴られそうになったりで、格闘状態になります。
周りの人達に流されて、力みながら泳いでしまい、自分のペースではないことに気づいた時には、150メートルくらいで、すっかりバテていて、浮いているブイに掴まって休まないと、リタイヤしてしまうと思いました。
自分のペースで泳ぐようにして進んでいきました。
2ストローク毎にヘッドアップして、進む方向を確認しながら泳ぎます。
そうしなければ、とんでもない方向に進んでしまいます。
自分の前を斜めに横切る選手もいるくらい、こまめに方向を確認しなければ、想定外のところにいってしまいます。
そうなると、泳ぐ距離が増え、タイムロスになります。
スイムも後半になると、とても疲労感が出てきます。
特に、腕が疲れます。
なんとか耐え忍んで、一番ネックだったスイムをクリアしました。
タイムは38分くらいで、
順位は300人中250位くらいだったかと思います。
バイク
スイムを終え、40kmのバイクに種目変更となります。
トランジションで、ウェットスーツを脱ぎ、ピチピチTシャツとスパッツ姿になり、バイクを回し始めます。
とてもスイスイ進みました。
水から上がって、水を得た魚のようでした(笑)。
バイクをスタートしてから、他の選手を抜きまくりました。
マラソン以外のレースに出たことがなかった私は、「こんなに抜いて、あとからバテる?」と思いましたが、「そうなったら、そうなったでいい」と思いグイグイいきました。
40キロを1時間15分くらいで終えました。
バイクを終えた時点の総合順位は150位以下だったと思います。
スイムから100人以上抜きでバイクを終えました。
ラン
私が得意としているランです。
10kmです。
「よーし、行くぞ!」
と思いスタートしましたが、脚を自転車で使ってしまっていたので、思うように動かなくなっていました。
あと、息も切れて、苦しく、なかなかペースが上がりませんでした。
それならそれなりに走ろうと決めました。
5キロを超えたところで、いくらか復活し、ペースをあげることができました。
10kmランは45分くらいでゴールしました。
最終順位は120位くらいでした。
感想
初めてのトライアスロンは不安があったものの、無事完走もできたこともあり、とても楽しく終えることができました。
スイムは辛かったですが、練習を楽しみながら頑張ったのお陰で泳ぎ切ることができたと思います。
当初は完走できる状況ではなかったけど、練習すればなんとかなるのではと不安を抱きながらも、思っていました。
スイムは余裕がありませんでしたが、そんなに練習していないバイクが好調だったことは、驚きでした。
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まとめ
現状で物事を考えてしまうと、絶対無理と思ってしまいます。
それを前向きな考え方をすると、現状は無理でも、上を目指すことにより、成功に近づいて行けるのです。
私は、ほぼ水泳初心者でしたが、練習をすることで、トライアスロンのスイムを完泳できるようになりました。
息継ぎがうまくできるようになると、効率の良い酸素の入れえができます。
酸素を多く取り込むことができると、パワーがでますし、疲労感も感じづらくなります。
ゆっくり長い距離を泳ぐ練習を繰り返すことです。
それとできるだけ水の抵抗が少なくなる泳ぎ方を身につける練習も必要です。
そうすることで、トライアスロンの1500メートルは泳ぐことができるようになります。
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