私たちは、人間社会の中で生活しています。
自分とそれ以外の人たちと、その地域ごとに集団生活をしているのです。
狩猟採集民の時代から、生きるために、集団からはじき出されないように、脳にインプットされています。
私たちが他人の目を気にしてしまうひとつの理由は、集団の中で生きていくために必要だったのです。
集団から抜けることがないようにすることは重要なことだったのですが、現代社会ではこの集団を過剰に意識してしまうために苦しんでしまう人もでてきています。
世間体を気にしすぎるため、自分の意図したことができずに、モヤモヤしたり、無駄だなぁと感じたり、負い目を感じたりすることが多々あるのです。
本記事では、世間体を気にするせいで、人生を損したり、心が疲れてしまい、無駄に損をしているということをお伝えします。
なにかの参考になれば嬉しく思います。
我が子を世間体の犠牲にしない
殆どの親は、我が子の幸せを願っています。
我が子の幸せってなんでしょうか?
いい大学を出て、いい会社に就職することでしょう。
それが子どもにとって本当に幸せなのでしょうか?
実際のお話を紹介いたしましょう。
私の知人が、お子さんのことで悩んでいました。
お子さんが、仕事をしないで、ニート生活を送っているというのです。
私の知人は、その事を私に恥ずかしそうに話していました。
自分の子どもが、何かの事情により仕事に行かなくなったとしたら、どう感じるでしょう?
世間体より、自分の子を案ずることの方が重要です。
現代社会では、色々な人がいます。
パワハラが横行していたり、長時間労働が当たり前だったり、ブラックな会社は多いと思います。
心身が疲弊しているのに、無理に頑張って働いてしまうと、取り返しのつかないことになりかねないのです。
実際、私のがんばり屋だった後輩も最近、自ら人生を終わらせてしまうという、痛ましいことがありました。
とりあえず、生きてさえいれば何とかなるのです。
我が子がニートだったら、自慢はできないかもしれません。
だけど、自分の子供を恥ずかしいなんて思いたくないですね!
私には、浪人を経験した子どもが2人もいます。
そのうちの一人は二浪しています。
周りの同級生が順調に進路を決める中、受験失敗は親子共々ショックを受けました。
それでも、立ち止まっていられませんから、冷静に将来について考えました。
ここで楽してしまってはならない!
高校の先生からは、楽に進める大学を紹介していただきましたが、自分たちの方向性を合わなかったので、見送りました。
世間体を気にしていたら、どこでもいいので、現役で進学の道を進んだかもしれません。
しかし、ここは世間体よりも、我が子の進むべき道を模索することでした。
我が子には、失敗しないで、いい会社に入って欲しい。
他の人から羨まれるような。
でも、これって、親のエゴなのですよね。
我が子が挫折を味わっても、これから先、立ち直って幸せになってもらいたいのが本当の親の願いです。
体裁のいい子にさせるよりも、我が子が幸せになることを願いながら、見守ることが親の努めでしょう。
関連記事:浪人するのは辛いと思うが、二浪してもいい結果につながったんだよ!
世間体を気にする理由
私の知人のように世間体を気にする理由は次の通りです。
- 気を使いすぎる
- 見栄っ張り
- 自分に自身がない
- 悲観的
- プライドが高い
- 常識を尊重している
- 考えすぎ
世間体を気にするする人の特徴は上記の通りだと思いますが、見栄っ張りだったり、プライドが高いことで、他人からとやかく言われるのがイヤなことが多いです。
自分に自身がなかったり、自己肯定感の低い人が自分の考えを貫くことができず、他人はどう思うのだろうと気にしてしまいます。
世間体を気にしていると、次のようなデメリットがあります。
- 自分らしく生きられない
- 苦しむ人がいる
- 我慢を強いられる
- 「みんなが…」、「普通は…」と言いがち
- 他人にも強制してしまう
- 学歴や肩書を重視する
世間体を気にしていると、自分が意図しないことをしなければならないことがあります。
そうすると、自分らしく生きることができないのは当然のことです。
先程の知人の話のように、世間体を気にしすぎて、自分のこの気持を察することができなくなり、お子さんが苦しむことになったり。
他人の目を気にして、我慢しなければならなくなったり、自分の考えを述べず、
「みんなが…」、「普通は…」と言いがちになります。
みんなの意見や行動が正解ではないのだから、自分の考えで行動すべきなのです。
世間の常識だと思われていることを他人にも強制してしまったりもします。
常識なんてものは、その時々で変化するので、盲信するべきではないと思います。
学歴や肩書を尊重しすぎることで、職場に混乱を起こしてしまうことがあります。
上司が新たに学歴の素晴らしい社員を配属させたときのことです。
確かに国立大学卒で、勉強はできたのでしょう。
しかし、周りの社員とトラブルを起こしてばかりいたし、仕事はできませんでした。
だけど、自分ではできると思い上がっているし、プライドだけは富士山よりも高かったのです。
同じような高学歴な人を数人見てきましたが、みんな同じでした。
私が高卒なので、大卒者を僻んで言っているのではありません。
たまたま、そういう人たちに出会ったのです。
世間体なんてクソ喰らえ!
世間体を気にしていたら、自分の人生を歩むことができなくなります。
自分が考えた通りに行動しましょう!
飾らない自分でいましょう。
自分が理解できないことには従ってはいけません。
自分が選択しなければ、後々後悔することになりかねないので。
嫌われる勇気を持とう!
人に嫌われたくない気持ちは理解できます。
だけど、10人いたら必ず1人以上に嫌われるものなのです。
嫌われたら仕方ないと覚悟しましょう!
世間体を気にしなくなると、心配事が減り、無駄な時間や脳のリソースを別の有意義なことに使うことができるようになります。
時間や脳のリソースはとても重要です。
自分のことに使いましょう!
まとめ
今回は、世間体を気にしていると、デメリットが多いお話でした。
世間体よりも大切なことは何なのか、冷静に考えてみることが大切です。
世間体より、我が子の方が大切なのは絶対です。
世間体を気にする人の特徴は次の通り。
- 気を使いすぎる
- 見栄っ張り
- 自分に自身がない
- 悲観的
- プライドが高い
- 常識を尊重している
- 考えすぎ
そして、デメリットは…
- 自分らしく生きられない
- 苦しむ人がいる
- 我慢を強いられる
- 「みんなが…」、「普通は…」と言いがち
- 他人にも強制してしまう
- 学歴や肩書を重視する
世間体を気にせず、自分の人生を歩むことが重要です。
世間体を気にしなくなると、心配することが減り、時間と脳のリソースを自分の重要なことに使うことができるようになります。
大切なものは何なのか冷静に考えて行動していきましょう!
関連記事:もっと楽に生きていく考え方を身につける【自分に厳しすぎると辛い】