仕事に真剣になればなるほど心は疲弊していく!
日本人は勤勉で真面目です。
みなさんの周りにも、真面目な人が多いのではないか思います。
残念なことに、責任感のない上司や仕事の向き合い方を間違えてしまうと、ツライ思いをしてしまうので、注意が必要です。
本記事は、私がした仕事でツライ経験を通して、学んだことや、今現在、ツライ思いをしている仕事仲間の現状についてお伝えします。
この記事をお読みになり、少しでもツライ気持ちを軽減できるようになれば幸いです。
真剣に仕事をしている人が悲しい思いをする
先日、職場の仲間(女性)が私の前で涙を流しながら、自分のツライ思いを話していました。
その仕事仲間の業務は福祉サービスで、困っている地域住民に手を差し伸べる仕事です。
その仕事仲間の女性は、困っている人が少しでも安心して暮らすことができるようにと、毎日頑張っています。
そんな仕事仲間の彼女の部署には、スタッフが3人で、その中のひとり(男性)に悩まされているのです。
正義感の強い悩める彼女から見て、仕事のできない男性の行動は、すでに担当する地域住民に迷惑をかけている状態になっているらしいのです。
地域住民にかわいそうなことをしていると感じた悩める彼女は、彼女の上司(私のパワハラ上司でもある)に相談しても、まともに取り合ってくれなかったそうです。
悩める彼女は、私から見て、信用があり、とてもまっとうな人です。
その彼女がいつになく取り乱していたので、私は話を聞き、溜め込んでいるものを吐き出させるようにしました。
悩める彼女の訴えは
- 同僚の男性の仕事のやり方が悪いため、ある人たちに迷惑を掛けた状態になっている どうにかしてあげたい
- 職場の問題を上司に伝えても、まともに取り合ってくれない
- 話を聞いてくれる人がおらず、一人で抱え込んでいる 孤独
彼女は、出口の見えない問題を抱えて、苦しんでいました。
これでは、頭の中でツライ繰り返し考え続ける反芻思考(反芻)に陥るように思えたので、できるだけ忘れる努力をするように伝えました。
しかし、今抱えている悩みを忘れることは、非常に難しいことだと感じました。
反芻(はんすう)思考とは
「反芻思考」とは何度もネガティブな出来事を思い出し、悩み続けて抑うつ気分を増長させる考え方のことをいいます。もともと反芻とは、牛などが食べ物を消化するために一度胃に入ったものを口に戻し、繰り返し咀嚼(そしゃく)すること。ネガティブなことを何度も思い出して落ち込む行動が動物の反芻に似た反復行動であることから、反芻思考と呼ばれるようになりました。反芻思考は医学的には「抑うつ的反芻」と呼ばれており、うつ病や不安障害、強迫性障害などとも関係があるといわれています。
引用:日本の人事部より
反芻(はんすう)思考に陥らないために
何かとてもショックな出来事があると、繰り返し思い出してしまうものです。
特に、仕事の失敗や、上司や同僚から攻撃を受けたときは、反芻(はんすう)思考に苦しめられやすくなります。
私の経験上、反芻(はんすう)思考に陥りやすいのは浴室です。
浴室で湯船に浸かったり、シャワーを浴びているときは、いろんなアイディアを思いつきやすかったりします。
その反面、ネガティブなことがあれば、反芻思考に陥りやすくなります。
反芻(はんすう)思考は鬱(うつ)の原因にもなるので、気をつけなければなりません。
反芻(はんすう)思考に陥らないために
- 落ち着いて考えを整理する
- 運動
- 読書
- ヨガ
- 瞑想
ます、感情的になっていることから、落ち着いて考えや気持ちを整理することが大切です。
仕事仲間の悩める彼女は、頭の中が混乱しているようでした。
なので、このようなときは、事実、感情、できること、できないことを整理して考えることが重要です。
自分の正義だけを考えるので、無駄に疲弊してしまいます。
- 事実1:担当者のやり方が悪く、地域住民のひとりに迷惑がかかっている
- 事実2:上司に伝えても、まともに取り合ってくれない
- 感情1:地域住民のひとりに迷惑がかかっていることが許せない
- 感情2:上司に相手にされなくて悲しい😢
- 感情3:誰も聞いてくれないので、孤独だと感じている💧
これらが、ごちゃごちゃになって、とにかく悲しい感情が表に出ていました。
これらの問題に対して、自分ができること
- 課題の分離
- 問題を表面化させる
- 自分の仕事について考える
まず、悩める彼女は、正義感が強いせいで、担当外のことにクビを突っ込んだかたちになっています。
なんとかしたい気持ちはわかりますが、自分のテリトリー外ということを認識することもひとつです。
そうでなければ、地域住民全員をなんとかしなければならなくなってしまいます。
現実的に無理があるので、自分の課題と他者の課題を分けるように考えなければ、心が壊れてしまいます。
彼女の担当外ではあるものの、別の方法で、問題を表面化させるのもありかもしれません。
職場の大きな問題なのであれば、話を聞いてくれる上層部に相談するか、地域住民本人に訴えてもらうか。
悩める彼女は、今回の上司の対応を非常に残念に思ったに違いありません。
そういう職場で働いているという事実にもショックを受けたことでしょう。
私は、同じ上司のパワハラと職場の人間関係に嫌気をさし、退職を決めました。
悩める彼女も今の職場にしがみついていることを考え直してみるのも良いかもしれません。
ただ、安直に辞める決断はしてほしくはありません。
色々な方向から考えてみるだけです。
その中で、上司に危機感を与えることも良いかも知れません。
他のことに没頭する
仕事から帰宅して、ダラダラと過ごすことが一番良くありません。
なぜなら、考えてしまうからです。
反芻思考に陥りやすいのです。
そうならないために、他のことに没頭できることをやるのがいいです。
運動、読書、ヨガなどです。
ゲームだったり、好きな動画やドラマを見ることもいいですね。
息を止めて我慢するというのも、苦しくなるので、一瞬ですが、嫌なことを忘れることができます。
私が一番効果的だと考えているのは、マインドフルネス瞑想です。
はじめのうちは、効果らしいことはありませんが、毎日続けていると、変化した自分に驚きます。
考え方が感情に支配されづらくなります。
今までよりも、判断力が高まり、より良い思考に導いてくれるのです。
まとめ
今回は、私が過去に苦しめられた反芻(はんすう)思考についてお伝えしました。
やはり仕事で抱える悩みから派生しやすいように感じます。
事実と感情を整理してから、考え直してみると、努力で解決できること、他人が絡むので自分では解決できないことに区別できます。
正義感から、全てごちゃごちゃに考えて、感情的になっていては、解決に向かえません。
他人の問題まで抱えて、苦しんでいては、無駄に疲弊してしまうのです。
考えても仕方のないことは、できるだけ頭の中に留めないように努力することをおすすめします。
自分の好きなことに没頭できることをするのがいいでしょう。
浴室では、つい考えすぎるので、ショックを受けた日は注意が必要です。
私個人としては、マインドフルネス瞑想をオススメします。
瞑想は、なかなか馴染みが無いのかもしれませんが、科学的にうつ病などメンタルにいいことが認められています。
私はマインドフル瞑想を毎朝30分実践しています。
このおかげで、どん底に沈んでいた過去の自分から生まれまわることができたと実感じています。
他人の人生を歩いていた私が、自分の人生を歩めるようになったのです。
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