「一緒に幸せになろうね!」と言って、一緒になった夫婦のうち、1/3が離婚するという報告があります。
離婚するまでいかなくても、家庭内でのいざこざを含めると、絶縁状態の夫婦は、かなりの割合を占めることになります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
みなさんは、職場や、何かのコミュニティー活動などで、他人に対して、優しく接することができるのに、家族にはどうでしょう?
私は、外面が良いけれども、家に入ると、他人へ行う気遣いはなく、いい人から普通の人に変わります。
その普通の人(家での私)も、何か、気に入らないことなどがあれば、妻のせいにするようなイヤな人に変わっていました。
私がイヤな人に変身すると、一緒に暮らしている家族にキツく当たるため、喧嘩などのトラブルになったりしました。
外では、いい人のままでいられるのに、家族の前だと、普通の人以下になってしまうのは、いったいどうしてでしょうか?
そして、喧嘩などのトラブルにならないようにするには、どうしたら良いのでしょうか?
本記事では
- 夫婦関係がうまくいかない方
- 家族から相手にされていない方
- 本心では、家族と仲良くしたいけど、態度に出せない方
に向けて、私が行っている方法をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 夫婦関係がよくなる方法がわかる
- 家族との関係がよくなる方法がわかる
- 身近な人への気遣いが大切だということがわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 家族にも他人と同じように気をつかう
- 照れくさくても、感謝の意を伝える
- やってもらえていることが当たり前のことではないのを理解する
- 自分が偉いなんて思ってはいけない
ということです。
詳細は、後述していきます。
気の使い方が違う
生活を送る上で、職場などの他人に対する応対と、気をゆるしている家族に対する応対は、全く別なものになりますよね。
例えば
他人に対して
- 気を悪くさせてはいけない
- 外面が良い
- 上辺だけの優しさ
などを思いながら接していると思います。
他人に対しては、最大限、気を使いながら接するので、普通にしていれば、喧嘩などのトラブルにはなりません。
一方、家族には
家族に対して
- 気を使わない
- わがままな自分を出す
といったように、とてもわがままな態度(自分本位)で接します。
家族なのだから、多少わがままになったとしても、離れていかないだろうと思って、安心しているのかも知れません。
しかし、家族への扱いがひどくなると、数多く喧嘩した後、離れてしまうこともあるのだと思います。
気を抜くと、ヤバイですよ〜!
また、時々あるのかないのかわかりませんが、優しく接しているときは、うわべだけではなく、本当の優しさなのだと思います。
そこは、他人と違った良い部分ですね。
大切にしましょう!
家族にも他人と同じように接してみる
家族の喧嘩やトラブルは、良いと思う人はいませんよね!
特に夫婦ケンカをしたあとは、気持ちとその場の空気が重くて、ゲンナリします。
決して、ケンカや言い争いなんて、したくはありません。
でも、しらずしらずのうちに、戦闘状態になってしまうのです。
どうしても、特に夫婦だと、自分をさらけ出しすぎるのか、甘えてしまっているのか、わがままな状態で、接してしまいます。
少し気に障ることを言われると、感情的になり、相手を嫌な気持ちにさせるための言葉を探し、言い放ちます。
お互いに感情的になってしまうと、戦闘状態になります。
どうしたら、回避できるのでしょうか?
単純に考えると、家族にも他人と同じように、もう少し気を使って接してみたら、いい関係になるのではないでしょうか?
過去にそう思った私の経験を中心にお話していきます。
最初は違和感
家族にも他人と同じように気を使うというのは、単純に思えるのですが、障壁があるのですね。
これは、照れくささと違和感です。
はじめは、朝の「おはよう」にだって、抵抗がありました。
少しずつ意識していくと、いいのだと思います。
これを乗り越えることができれば、あとは、淡々と家族に気遣いをするだけです。
まぁ、少しの勇気と行動力があれば突破できます。
いらないプライドは捨てましょう!
感情的にならない
過去の私は、お恥ずかしい話ですが、家族に対しては、感情的になりやすかったのです。
自分の思い通りにことが運ばなければ、家族の意見を押しつぶしていました。
現在では、家族に対して、感情的にならないように気をつけています。
もう、以前のように家族が嫌な思いをするのが、イヤなのです。
私が反省したことにより、大きな変化が起こりました。
- 喧嘩しなくなる
- 束縛しない
- お互いに自由
- ときには一緒に行動
- ちょっと冷めた関係?
になります(あくまでも私個人の状況です)。
お互いに自由というのは、以前は、私の考えを押し付けるということをしていました。
なぜかと言うと、私の考えが正しいと思ったからです。
私だけが考えることを家族に押し付けると、私以外の家族は嫌な思いをしました。
その結果も、私が望んだ通りにならず、意味がなかったのです。
ただ、損をしただけでした。
たとえ私の考えが正解だったとしても、他の家族の考えを尊重してあげなければなりません。
一緒に暮らしていても、考えや意見はちがうのだから!
自分の考えを押し付けることは、他人には決してしないのにねぇ…
”ちょっと冷めた関係?”と記しましたが、別にそんなことはなく、結婚25年になろうとしている熟年夫婦なので、お互いに自由なので、ちょっと冷めたように見えるかもなぁと思いました。
感謝を伝える
感謝の気持ちも、素直に伝えることが大切です。
これも、照れくささという障害がありますが、クリアしましょう。
私は、20年以上も家のことは殆どやって来ませんでした。
最近になり、嫁に気を使うことができるようになってからは、ゴミ出し(生ゴミ)だけをやるようになりました。
そうすると、妻が「ありがとう」と言ってくれます。
ただ、ゴミを出しただけなのに…
これは、私が妻にしている気遣いからくるもので、休みの日も生ゴミの回収が朝早い時間にあります。
休みの日も私は早起きなので、ゴミを出すくらいなんてことありません。
しかし、妻はゆっくり寝ていたいのです。
ゴミを出さなきゃというストレスを私の簡単な行動で、解消したことが嫁にとっては、感謝に値するのでしょう。
私もそんな簡単なことで、感謝されるなんて、得した気分です。
やってもらって当たり前ではなく、普段から気を配ることで、見えないところが見えてきます。
こういったことをやってくれているんだなと感じたら、「ありがとう」と言うと、相手は照れくさそうに「う、うん…」と表情には表しませんが、喜んでいるように見えます。
夫婦円満
元々、夫婦関係は悪くはありませんでしたが、少し気を使うことで、さらに良くなったと感じます。
- お互いに尊重し合い、束縛をしない
- 一緒にできることは、一緒に行動する
少し冷めたようにも見えるかも知れませんが、殆ど喧嘩をしないので、ストレスがありません。
今後、年老いて行くわけなので、夫婦共にできるだけ健康寿命を長くしたいので、健康に気を使っています。
私が望んでいた野菜や魚を中心とした食事を嫁が理解してくれて、提供してくれています。
まとめ:家族にも他人と同じく優しく接しよう!
夫婦の仲が悪い原因は、お互いに気を使うことなく、感情的になりやすく、相手も攻撃することで、戦闘状態になってしまいます。
夫婦や家族間の争いをしたくなければ、戦闘状態になる逆のことを行うようにするのがいいのだと思います。
- お互いに気を使う
- 感情的にならないようにする
- 相手を攻撃するのではなく、感謝の意を伝える
普段、職場などで他人に気を使って良い関係を保とうとしているのに、家に帰ってくるとわがままな素の自分になったりして、気遣いがなくなりがちです。
外で、仕事でたくさん気を使って、疲れて帰ったときくらい、気を抜いて、リラックスしたいと思うのは当然です。
だからといって、一緒に暮らす家族に対して、一切気を使わなくなると、喧嘩などのトラブルに発展したりします。
そして、みんなが嫌な思いをします。
ムダな争いで、家族が不快な気分になるなんて、なんて愚かだろうと思ってしまいます。
損臭いです。
そんな中で、少し、他人と同じように気を使ってあげることで、関係性が良好に保てます。
家族みんなが、しなくても良い言い争いをなくして、楽しく生活できるように、気楽に気を使いましょう!