年頃の子供を持つ親御さんは、いろいろと心配事があり、悩みが耐えないのではないでしょうか?
我が家にも当時中学3年になる子供がいて、その生活ぶりは、だらしなくて、とても安心して見ていられるものではありませんでした。
- 勉強しない
- 寝るのが遅い
- 朝起きれない
- スマホばかりいじっている
- 部屋を散らかして、片付けようとしない
- 部屋に閉じこもりっきり
- 学校からのプリントを見せない
- 会話が少ない
など。
このように、だらしない生活をしている子供に対し、良くなってもらおうと、口うるさく注意してきました。
が…
まったく改善しようとしません。
それどころか、さらに悪化しそう…
本記事では
- 子供のことが心配すぎる方
に向けて、私達夫婦が行ったことをお伝えします。
あくまでも一例ですので、正解かどうかはわかりませんので、ご了承ください。
それでも、何かの参考にしていただければ幸いです。
本記事を読み進めることで
- 子供の気持ちがなんとなくわかるようになる
- お互いに嫌な気持ちにならなくなる
きっかけを掴むことができます。
少しの間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げますと
- 心配しすぎないで、だまって見守ることを頑張る
ことです。
詳細は後述していきます。
だらしない生活は変わらないが、自主的になり頑張るようになった
その当時の子供の様子は以前に比べて
- 勉強しない → 少しは勉強するようになった
- 寝るのが遅い → 変化なし
- 朝起きれない → 変化なし
- スマホばかりいじっている → 変化なし
- 部屋を散らかして、片付けようとしない → 少し改善
- 部屋に閉じこもりっきり → 変化なし
- 学校からのプリントを見せない → 変化なし
- 会話が少ない → 会話は明らかに増えた
てな感じです。
だらしないのは変わりありません。
しかし…
- 自主性が出てきた
- 会話が増えた
- 努力するようになった
です。
意外や意外!
あれだけ口うるさく言っていたのに、本人の自由にさせただけで…
行き過ぎた父性と母性
「父性原理」とは、自分自身を自我から切り離し、他者との比較においておのれの相対性をひきうけていこうとする態度。一言でいえば、「断ち切る」こと。一方「母性原理」とは、「包み込む」ことであり、自分自身と他者と切り離すことではなく、むしろそれとつながろうとする態度のこと。父性原理と母性原理は相対的に見えますが、両者は補完的なのもです。「父性原理」「母性原理」とは、父性、母性がもつ一つの心理的な方向性を示す言葉といえます。
精神科医 樺沢紫苑氏著:「父親はどこへ消えたか−映画で語る現代心理分析」より
私達夫婦の子育ては、方向性は良かったと思います。
しかし、少し行き過ぎていたと反省しています。
- 私(父):厳しくしすぎ
- 妻(母):手を出しすぎ
だったのです。
父性
私(父)は、ある時、このように思うようになりました。
私(父)が、厳しくするというのは、私自身のエゴなのではないか?
ずっと厳しくされ続けて、私(父)に言いたいことも言えず、萎縮させていたのだ。
チビの時には、厳しく言うと、親の思い通りになったが、今では、思うようないい子にならない。
子供の自主性を信じて、自由にさせてみよう!
母性
妻(母)は、自分の腹を痛めて生んだ子に対して、私(父)以上に子供の幸せを願っています。
子供の将来のためにと、日々考えています。
そんな母親の期待に背くかのように、子供の生活はだらしなくなっていきました。
そうなるにつれ、妻(母)は、子供に対して、口うるさくなっていき、
口うるさく言われる子供は、嫌気をさしていました。
すでに、子供に対して、口を出さなくなっていた私(父)は、妻(母)に
「子供の幸せになってもらいたいのはわかるが、言ったところで何も変わらない」
「変わらなのであれば、少し見守ろうよ!」
妻(母)は納得がいかない様子でした。
妻(母)が子供に注意する度に、「自由にさせよう!」と言い続けました。
時には、夫婦喧嘩になりかけたりもしましたが、妻(母)は理解をしてくれました。
これで、子どもは、あまり注意されなくなったのです。
自由だ〜っ!!!
心配することが親の愛情ではない
我が子を愛するあまり、どうしても口うるさく注意してしまう。
口うるさく言って、何か変わっただろうか?
ただ、子供のやる気を削ぎ、親子の関係が悪くなっただけ。
口うるさく言ったことの影響
- 自信を持てなくなる
- やる気がなくなる
- 自主性がなくなる
- 会話が減る
特に母親は、母性のせいで、自分の子供には幸せになってもらいたい思いが強くなりすぎる。
いい大学に入って、いい会社に就職することが幸せなのだろうか?
引かれたレールに乗っていく事が幸せであるはずはない。
子供が自分で考え、自由にすることの方が幸せではないのか。
親は子供が苦労する姿を見るのはツライが、いろんな経験をする事が子供にとっていいことなので、そっと見守ることを親は頑張らねければならない。
親は、口と手を出さないことを頑張るのである。
子供が明るくなり、口数が多くなる
私(父)が過去のしつけを反省し、妻(母)にも、子供の自由にさせることを提案しました。
このことにより、子供は自由にのびのびと行動するようになりました。
- ある程度勉強するようになった
- とても明るくなった
- 会話が大幅に増えた
なんてこった!
一生懸命言ってきたのに、それが逆効果だったとは!
ほんと、良かったよ!
と感謝されました。
幸せそうでなによりです!!!
まとめ;子供を自由にさせて信じる
親は、こどもには、幸せになってもらいたいと願っています。
「父性」「母性」が行き過ぎて、厳しすぎたり、やってあげすぎたりします。
このことで、子供を縛り付ける結果となります。
子供を自由にさせることで、変化が起きます。
- 勉強しない → 少しは勉強するようになった
- 寝るのが遅い → 変化なし
- 朝起きれない → 変化なし
- スマホばかりいじっている → 変化なし
- 部屋を散らかして、片付けようとしない → 少し改善
- 部屋に閉じこもりっきり → 変化なし
- 学校からのプリントを見せない → 変化なし
- 会話が少ない → 会話は明らかに増えた
子供はのびのび、自分の頭で考え、行動します。
- ある程度勉強するようになった
- とても明るくなった
- 会話が大幅に増えた
というように、自由にさせることで、いい方向に向かいます。
心配事はなくなりませんが、親子一緒に進路などについて、相談し、目標を決めて頑張っています。
今回、子供のためと考え、一生懸命やってきたけど、子供が生き生きとしなかったのは、親のエゴだったからなのです。
参考記事:子供の教育を見直そう!”もっと自由な発想を大切に”