自分の子を授かると、誰もが大切に育てたいと思うものです。
子供を持つ親は、子供のためになると思うことは、何でもやってあげたくなります。
多くの愛情を注いだ我が子を、あるときは褒めたり、またあるときは叱りつけたりと、日々、様々な事があり、色々と驚かされたり、心配させられたりするのものです。
子供にはそれぞれの個性が備わっています。
そんな私にも子供が複数人おりまして、子によって、性格は全然違い、なかなかおもしろいものです。
年頃の子供を育てる(ほぼ嫁が頑張った)際に、多くの失敗がありますので、その経験をお伝えしたいと思います。
本記事では
- 子育てに悪戦苦闘している方
- 子供に依存している方
- 子育てに悩んでいる方
に向けて、私が子育て経験したことをお伝えします。
何かの参考になれば、幸いです。
本記事を読み進めることで
- 子供との距離感がわかる
- 子供のことで悩まなくなる
- 子供の接し方がわかる
ようになります。
しばらくの時間お付き合いくださいませ。
はじめに結論から言うと
- 口うるさく言ったところで、変わらない
- 子供の自由にさせる
- 子供を信じて、見守る
ということです。
詳細は、後述していきます。
年頃の子供に、いくら口うるさく言っても、互いに嫌な気分になるし、言わなくても、結果は同じだったりするので、それであれば、口うるさく言わない方がいいのです。
子供の性格は、家庭での育て方が大事だと思っていた
私は、子供の性格を形成するのは、家庭環境だとずっと思っていました。
そう考えていたので、しっかりと厳しく育てようとしてきました。
子供の性格形成について、インターネットで調べると
子供の性格は
- 遺伝子で決まっている
- 友達などの外部環境で決まる
というのです。
人の性格は、家庭環境がほぼ関係ないという研究結果なのでした。
まぁ、驚きです!
ということは、私が無駄に厳しく育ててしまったということになります。
私の子供は、すでに大きく成長し、反抗期に突入しています。
ですから、遺伝子で決まっていると言われても、いまさらという思いでした。
これから、色々な友達と出会うので、その環境は大切なんだと思いました。
よく思い返してみると、私も友だちなどの人間関係で、性格が形成された部分もあるのかもしれません。
確かに子供の性格は違っていた
私には、複数人子供がおりますが、みんな違った性格をしています。
- 真面目で努力家
- 臆病で、几帳面
- だらしないけど、怖い物知らず
みたいな感じです。
そんな性格の違う子どもたちに、私は同じように厳しくしてきました。
家庭環境でしっかり、いい子に育てようと思い、厳しくしつけをしました。
厳しくと言っても、人それぞれだと思いますが。
私は、色々な事に興味を抱く子供に対して、興味からくるイタズラ的な行動(例えば、外出先で、狭いスペースに入り込んだり)に対して、やらないように注意をしていました。
口で言っても止めなければ、鉄拳制裁になりました。
今になってみれば、鉄拳制裁は、私の失敗のひとつです。
周りの人に迷惑をかけなければ、自由にのびのびさせても良かったんだと思っています。
その他、言うことをきかすために、大きな声で威嚇もしていました。
上の子のときは、非常にうまくいっていました。
しかし、下の子になると、幼い頃は私を怖がって、言うことをきいてくれましたが、次第に言うことは効かなくなっていき、口答えをしてきたりしました。
さらに、下の子は、私との会話もなくなり、関係性が悪くなりました。
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子供の性格と向き合う
下の子との関係性の悪さは、すっと続きました。
私が注意すると、反論してくるので、その事に対し、私は、逆上し、しばしば家庭の空気を悪くする状況が続きました。
父子関係の悪くなるような事をしばらく繰り返していました。
そんな頑固親父な私も、子供との争いを繰り返すたびに、少しずつ子供の思いを考えてみるようになり、押さえつける一辺倒では能がないと感じるようになったのです。
その結果、とりあえず、子供の言い分を聞いていこうと決めました。
たとえ、私の考えと違っていても、下の子を尊重してみようと。
やはり子供は、考えが浅はかな部分もあるので、心配なところはありますが、少しのアドバイス的なものを挟みつつ、意見を聞いていました。
以前は、私に話すと全否定されるので、次第に話さなくなったわけですが、私が耳を傾けたことで、何かあれば、私に話しかけるようになったのです。
私が子供を押さえつける育て方をしたことに、後悔がなかったといえば嘘になりますが、過去の事を悔いてもしかたないので、その経験を今後に生かしていきたいと考えています。
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年頃の子供は、注意してもききません!
我が家の年頃の子どもたちは、大人からみて、色々と目に余ることろがあります。
- 夜ふかし
- 勉強しない
- ずっとスマホ
- お菓子食べすぎ
などなど、この他にもイヤホンをつけっぱなしなど、たくさんあります。
乱れた生活に関して、親としては(特に母親)、とても心配になります。
なので、色々と口うるさく子供に言います。
子供からしたら、ウザいのです。
何度注意しても、一向に変わりません。
うるさく注意して、子供が憤慨して、お互いに嫌な思いをするくらいなら、何も言わない方がいい。
黙って見守ることにしました。
まぁ、黙っていても、行動は変わりませんけど。
そうしていたら、ある日突然、子供が学校のテストで、いつもよりいい点数をとってきました。
驚いて、子供に理由を聞いた所
「僕だって、がんばっているんだよ!」
って言います。
ほう、そうなんだ…
=結論=
口うるさく言っても言わなくても変わらない。
ならば、口うるさく言わないで、嫌な思いをしない方がいい!
ということ。
色々と心配だけど、子供の自主性に任せたほうがいい。
親が思っているほど、子供ではないのです。
すばらしい子供になってほしいと願うのは親として当然ですが、ガミガミ言って、子供を動かそうとするのは、間違いです。
子供にガミガミ言って、親の言う通りに動いてもらいたいのは、単なる親のエゴなのです。
子供も一人の人間として、接することは、とても大切です。
このことは、子供を愛する親には、とても困難なことかもしれませんが。
何が子供のためになるのかを冷静に考えてみることは、いいことです。
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我が子のこと
我が家には、大学受験に失敗した子がいます。
その後、進むべき道を模索中でしたが、もう一度、チャレンジすると決めたようです。
我が家では
- 目的もなく、大学には進学させない
- 親は相談やアドバイスだけで、子ども自身が進路を決める
といったスタンスで考えています。
どこかの私立大学に進学することが楽だと思いますが、それには意味を感じることができないのです。
子供の行き先を早く決めたがっている親子の心理を突いて、生徒を引き込もうとする学校は数多くあります。
少子化の今の時代なら、なおさらです。
その学校の先には、何があるのでしょうか?
就職に有利なのか?
教育環境が充実しているのだろうか?
周りの人達に合わすことや、他人からどのように見られても、自分のスタイルを通す事が大切だと考えています。
親からみて我が子は
- 考えが浅はか
- 臆病で、なかなか行動に移せない
- 楽なことに逃げがち
- きれい好き
- やればできる
ような感じです。
色々考え、自己解決できるようになってくれればいいなぁと思い、心配しながら、見守っているところです。
親の期待する行動ではありませんが、何事も経験です。
親に言われたからやるのではなく、自分でやることを決めてやるのです。
自分の意志での行動には、自分が責任を持つことになるし、後悔や言い訳がなくなるのです。
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まとめ:子供の性格は遺伝と友達で決まる
私は、子供をいい子に育てようと、押さえつけているだけの教育でした。
子供がすっかり大きくなってから、失敗だったことに気付きました。
子供の性格は生まれつきなのが半分と、これからの友達などの外部環境が半分であることを最近知りました。
子供の性格は
- 遺伝子で決まっている
- 友達などの外部環境で決まる
私の子どもたちも、確かに性格は各自で違います。
親が、子供に対して、口うるさく言っても、言うことを聞くわけもなく、ただ嫌な思いをするだけ。
子供にガミガミ言って、親の言う通りに動いてもらいたいのは、単なる親のエゴなのです。
うるさく言っても、子供の行動は殆ど変わりません。
だったら、口うるさく言わないで、見守ってあげる事の方がずっといい。
色々と子どもたちに関しては、心配事が多いですが、そこで、親はグッと堪えて、見守ることに集中しなければならないと思っています。
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