自分たちの子どもは、宝物なのですが、現実には、世間で言う「いい子」なんて見ることが少なく、自分が思うようになんて行動してはくれません。
子どもって、好奇心旺盛なので、やってはいけないことをつい行動にでてしまいます。
そんな子どもをつい怒りすぎてしまい、落ち込んでしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。
本記事では
- 子どもの「しつけ」に悩んでいる方
- 子どもの行動が心配の方
- 子供の将来が心配になる方
に向けて、私の反省を踏まえて、「しつけ」についてお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 子どもの育て方を考え直すきっかけになる
- 子どもに対して寛容になる
- 自分自身が落ち着くようになる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 頭ごなしに叱ってはダメ
- 幼ない子に対しても、理由を言い聞かせる
- いい子にしたいのは親のエゴ
とういうことです。
詳細は後述していきます。
私は厳しすぎた
私には、子どもが複数名います。
ほとんどの子が、すでに大きくなっていますが、幸いなことに道を外れることなく、育ってくれました。
ほんと、感謝です。
しかし、私は、自分の育て方に疑問を感じており、反省しているのです。
我が家は、私が「昭和のお父さん」のような存在で、怒ると厳しく恐ろしいおやじでした。
私は、厳しく育てるのが良いと思っていたのです。
反対に妻は、専業主婦で、子育てに注力し、温厚で、とても優しいお母さんしていました。
父親
厳しくて恐ろしい 近寄りにくい母親
優しい、甘えられる なにかあると寄っていく
叱ると怒るはちがうのです!
- 叱る:悪い行動を良い行動に導く
- 怒る:感情に任せて、悪い行動をやめさせる
私の場合、感情に任せて、よく怒っていました。
子どもは、怒るネタが豊富です。
怒ろうと思えばいつでも怒ることができました。
毎日怒っていたことはありませんが、一度怒ると、子どもは縮み上がります。
その時ばかりはいい子になってくれました。
今考えると、お恥ずかしい限りです。
もっと温厚に対応していればよかったなぁと反省です。
厳しさによる弊害
子どもを厳しく育てると
- 窃盗や薬物に手を出す非行になる
- 周囲の顔色を伺うようになる
- 嘘をつくようになる
など、様々な弊害の恐れが出てきます。
「しつけ」が厳しすぎて、生活が窮屈となり、ある日突然爆発するケース。
親の顔色を伺うようになり、家の外でも同様になるケース。
嘘をついて、怒られないようにするケース。
私の「しつけ」は、弊害が出るリスクがあったと思いますが、やさしい妻のおかげで、すくすくと育ってくれて、良かったです。
感謝、感謝!
憂さ晴らし
私の厳しい「しつけ」の中には、自分の「憂さ晴らし」していたところもあると思います。
超反省…
とても情けない話ですが、自分の子どもにあたっていたところはあります。
- 自動車を運転してるときに、子どもがうるさくすると、キレる
- 晩酌中、子どもが原因で気に障ることがあると、怒鳴る
- 物を壊されると、過剰に怒る
運転に余裕がない証拠です。
お酒に酔うと、キレる人の気持がわかります。
物を壊されても怒らないようにならないとダメですね。
しっかり成長してもらうため
私は、学生時代、部活動でとても厳しく指導された経験をしました。
その経験が社会に出て、役に立ったと思いました。
厳しさは良いことだと思ってしまいました。
自分の子どもも、厳しく育てて、立派に成長してほしいと願っていました。
しかし、それは、親にとって都合の良い、「体裁のいい子」でした。
いわゆるロボットです。
私は、周りの目を気にするあまり、外見だけいい子を育てようとしていたのです。
危ないところでした。
子どもの創造性
子どもの発想は、大切にしてあげなければならないのです。
私のように、恐怖を与えて、言うことをきかせることは、絶対にやってはいけないことなのだと思います。
普通の子どもは、よくチョロチョロと動き回ります。
体裁を気にするあまり、必要以上に押さえつけてしまいがちです。
周りの人に迷惑がかからない程度であれば、自由にさせていてもいいと思います。
子どもの創造性を育むことは、とても大切なことです。
大人の事情で、抑え込むことがないようにすることが大切です。
怒りん坊から温厚へ
現在の私は、過去の反省があったので、子どもがゲームばかりしていても、怒りません。
嫁が、思春期をむかえた子どもに「勉強しないでどうするの?」とグチグチ言い、子どもは、あからさまに嫌な顔をし、文句を言い返します。
昔(つい最近まで)の私であれば、「もっとしっかりやりなさい!」と怒っていることでしょう。
つい最近のことですが、考え方が大きく変わりました。
その理由は、仕事で悩みまくり、もがき苦しんで、色々と行動することで、今まで行ってきた事が、間違いだったことに気がついたのです。
好奇心はとても大切にしなければいけないし、本人に考えさせて、経験させて、失敗で、学んでほしいと考えます。
大人が失ってしまった、童心を奪わないようにしようと思っています。
できれば私自信も童心を取り戻せらたと、考えています。
昭和の頭が令和モードにバージョンアップしたのです。
近道させたい
親は、色々と経験してきているので、人生の近道を知っています。
子どもの事をとてもかわいく想い、同じ失敗や後悔をさせたくない親心が働き、答えを教えたくなります。
答えを教えることは、大切な子どものためになるのでしょうか?
子どもの行動一つひとつが心配でたまらないと思います。
しかし、子供のためと想うのなら、不安を抱えながら、見守るしかありません。
信じてあげて、何か困ったり立ち止まることがあれば、サポートすることしかできません。
子どもは、親が考えた道を進むとは限りません。
まとめ:子どもに厳しい「しつけ」はいらない
子どもを立派に育てようと、厳しく育てるのは間違いです。
現代の家庭では、昭和のおやじは、必要ありません。
厳しく育てることで、毎日の生活がとても窮屈に感じ、ある日、爆発してしまい、窃盗や薬物に手を出す非行に走りかねません。
周囲の顔色を伺うようになったり、嘘をついて、怒られる恐怖から逃れようとするようになりかねません。
子どもの創造性を大切にしましょう。
子どもが進もうとする道を口を挟むことなく、サポートしてあげましょう。
子どもは親の希望する道を進むとは限らないのです。