自分の人生は自分のもの!
私たちが進むべきと考える既定路線は少しでも待遇のいい会社で務めること。
そのために、偏差値の高い高校、大学を背伸びをしてまで目指すのです。
本人の努力などで希望する道を進めることはとてもすばらしいことであり、あとは路線のとおりに進めば良いと考えるのであります。
時として人生というものは計画通りには進むのではなく、様々な困難が待ち受けているのです。
大企業の社員や公務員になれたとしても、パワハラや長時間労働などで心身を病んでしまったり、体たらくな先輩たちを見て将来の自分の姿を想像して失望したりします。
人生の成功法則と思えたことであっても、すべての人が幸せになるわけではないのです。
今回は、安泰の道を捨ててでも自分の道を進むことについてのお話です。
公務員を辞めて新たな道を進み始めた我が子を見てことをきっかけに思うことを述べてまいります。
一つでも参考になることがあれば嬉しいです。
不安や恐怖はまぼろし、自分の人生を生きる
私は、同じ会社を勤め上げるつもりで30年以上働きました。
しかし、頑張っていればそれなりに評価をされていたのですが、ある人が上司になった途端、それが潰えたのです。
その上司にパワハラを受けるようになってから、精神状態がおかしくなって、常に仕事に怯えるようになりました。
いろいろ考えた結果、私はその仕事を辞め、今は楽しく生きています。
進むべき道は自分の心の向く方向
私たちが学校教育を受けいてきたのは、サラリーマンになるためといっても過言ではありません。
それもあって、会社員になることが当たり前だと考えています。
だから、多くの人は辛いからという理由で仕事を辞めないで頑張り続けた挙げ句、病気になるようなことが起こるのです。
これとは別に、本当はやってみたいことがあるのに、「どうせムリ!」だったり「今のような安定が一番」と考え、自分の心を無視しています。
変化することには多少のリスクが生じます。
そして、不安と恐怖が伴います。
しかし、です…
考えてみることをしてもいいのではないでしょうか?
会社員人生以外考えられないと決めつけるのではなく、自分の心に意識を向けてみるのです。
- 「パワハラがひどくて、このまま続けていたらつんでしまう」
- 「そこそこ給料がいいからといって、目指すものなくダラダラ生きていくのはイヤだ!」
- 「住む環境を変えてみたい」
など、思うことはあるはずです。
自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
不安と恐怖を乗り越える
これまで生活を支えてきた仕事を辞めると生活できなくなるというような不安や恐怖は必ずおきます。
そんなときはいろいろな方向から考えてみることです。
- 今のような贅沢はできなくなるかもしれないけど、支出を工夫すれば生きていくことは可能だよなぁ…
- どうしてもお金が足りなければコンビニのレジ打ちでもできることを何でもやればいいさ!
お金はどうする…お金、お金、お金…
と考え続けたところで、不安と恐怖はかえって大きくなります。
必要以上にお金に意識を向けないことですね。
しっかり計算は必要ですが、「その恐怖と不安は、まぼろし〜っ!」という感じに自分に言い聞かせるのです。
進んでみないとわからない
これまで経験していないような結果の見えないことを実施する前は不安になります。
未経験のことはやってみなければいいも悪いもわかりません。
実験感覚で色々とやってみることです。
そうすれば、意外なことを発見できたりします。
そして、それほど心配いらないことばかりだと気づきます。
多くのことはやってみないとわからないと受け入れて、行動することが楽しくなってくるのです。
恐怖で固まっているよりも、前に進んでみたほうが断然いいです。
自分の価値観は外からの影響によるもの
私たちが社会で活躍するためには学校で学問を習得するしかないと考えています。
なんでもかんでも先生からの教えを請うことが正解だと…
これまで信じてきたもの
学校や親から、たくさん勉強していい会社に就職し、できるだけたくさんのお金を稼いぐと幸せな人生を送ることができると植え付けられてきたような気がします。
これは多くの人がそうであると思います。
そして、これを言いかえると、一種の洗脳と言えるでしょう。
その結果、一所懸命仕事をし、できるだけ給料を高くなるように出世することを目指します。
それは自分が考えたこと?
人生はお金のために仕事を中心にした生活となっていくので、多少の無理や我慢をいとわなくなります。
それなのに、家族の優先順位を仕事よりも下に置くことが当たり前になるのです。
それは、家族が幸せに暮らすためだから仕方のないことと自分自身を洗脳します。
その結果、仕事では上司からのパワハラ、顧客からの苦情、プロジェクトのプレッシャーなど、たくさんのストレスを抱えることとなるのです。
そのストレスは、部下だったり、自分の家族に向けられてしまいます。
こんなの望んではいないはずなのに、残念な状況に陥ってしまっている人は多いでしょう。
自分の価値観を見つめる
これまで生きてきた中で得た知識、常識、自分の中の正義を見つめ直してみると、違和感を感じることもでてきます。
常識、風習、価値観の多くは他人から植え付けられたことに気づき始めるのです。
幸せになるために、より多くのお金を手にしたいと考え、一生懸命仕事にうちこみます。
しかし、どんなに身を粉にして働いても、かえって膨大な仕事量、長時間労働、ハラスメントと言う名のいじめに苦しむことになるのです。
- そんな苦しい状況を望んでいたのではありません。
- ただ、幸せになりたかったのです。
その幸せへの道を歩んでいると思ってきましたが、気づけば、不幸の泥沼の中にハマっています。
お金、地位などのような他人からの見た目を常に気にして生きていたのです。
他人のことよりも自分のことを気にしてみると、別の価値観を持つことができます。
お金、他人の目を気にする度合いを小さくしてみるのです。
他人も自分の同じ人間です。
得意不得意は人それぞれです。
だから、お金を稼ぐことが上手な人、運動のできる人、美的センスの優れた人など、みんな違っていていいのです。
自分を蔑まず、もっと自分を褒め、自分自身に感謝してみます。
そうすれば、他人への妬みや嫉妬が減り、逆に他人への感謝の気持ちが大きくなるのです。
ギスギスした気持ちの角が取れていき、丸くなります。
これが幸せのひとつです。
まとめ:心の赴くままに生きた方が楽しいのではないか?
今回は、これまで当たり前と思ってきた常識を疑い、別方向から人生を見つめてみるお話でした。
- 不安や恐怖はまぼろし、自分の人生を生きる
- 自分の価値観は外からの影響によるもの
私たちがこれまで教えられ、信じてきたものがうまく機能せず、幸せになるどころか、苦しんでいるという状況に陥っていました。
それは、自分の心を無視して、無思考に頑張ってきたことが原因です。
しっかりと再考することで、自分の進みたい道が見えてきます。
そして、ほんの少し勇気を振り絞って行動するのです。
はじめのうちはうまくいかないかもしれませんが、ストレスのない状態であれば、きちんと思考することができるので、大丈夫です。
我慢をするのではなく、心地よく適切な努力をして、人生を楽しみながら歩んでいきましょう。
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