自分の心に従って生きていこう!
これまで私の中には、「やりたくないことはやらない」という選択肢はありませんでした。
子供の頃は許されましたが、
大きくなるに従って「辛いことでもやることが当たり前」になりました。
「イヤだ、やりたくない!」という考えを持つことは、子供の考えであり、
持つべきではないという風潮があるのです。
「やりたくないことでもやる」という考えを当然のように自分に課してきた私は、
約半世紀生きてきた今になって、「自分の心にフタをする生き方」に疑問を抱くようになりました。
今回は、「やりたくないことをやらない」ということについてのお話です。
日本のサラリーマンの多くは、「やりたくないことをやるのが当然」という考えを持っているでしょう。
そのように苦しんでいる方向けです。
何か参考になれば嬉しいです。
なぜ、やりたくないことはやらない生き方をしてこなかったのか?
私は、何の疑いもなく、やりたくないことをやってきました。
大人なんだから当然のことだと思っていたのです。
「嫌なことでもやらなければならない」や「大人なんだからしっかりやらないとダメ!」、
「やりたくないからやらないというのはワガママ」という
価値観を、家庭や学校、社会から植え付けられてきました。
日本の社会では、「やりたくないことでもやらなければならない」というのが当然のことだったのです。
自分の意に反したことでもやるという価値観を植え付けられた社会人は、
上司から、「やりたい、やりたくない」や「忙しい、忙しくない」に関係なく、
「とにかくやれ!」という命令に従うようにプログラムされています。
そのような性質を良いように利用するブラック企業もはびこり、
長時間労働、サービス残業で労働搾取をするのです。
和を重んじる日本人の多くは、周りと同調し、
自分の心にフタをした姿を見せなければなりません。
本心では「やりたくないことはやりたくない!」と思っていても、
「やりたくない」という考えてはいけないと思っているので、
「やりたくないことはやらない生き方」という考えに至ることはないのです。
やりたくないことってどんなこと?
やりたくないことと言えば、学校や会社に行きたくないということでしょう。
しかし、それは退学や退職しなければ選択肢にはならないでしょうね。
やりたくないこととは、やらない選択肢がありながら、
ならなければならないと考えていたことを指します。
残業
終業時刻になっても、だらだら会社に残る人がいます。
一人だけ定時に帰るのは、悪い気がすると思って、ムダに残るのです。
どうしても残らなければならないのであれば、仕方ありませんが、
ただ、他人の目が気になるからという理由で、
意に反することをやっていては、疲弊するだけです。
ムダでストレスになる行動はとっととやめるべきです。
人との付き合い
自分から会いたい人がいたり、それなりの目的があればいいのでしょうが、
行きたくもない飲み会などの付き合いは、きっぱり断った方がいいでしょう。
同調圧力が働いて、出席するのが当然という空気があるのなら、
それは、まちがいです。
ワークアウト
健康やダイエットのためにワークアウトを毎日頑張ると自分に約束したから
ムリに頑張っている人もいるでしょう。
しかし、どうしてもやる気の出ない日はあります。
自分の心を無視して無理やり追い込むことは避けたほうがいいです。
楽しいはずのワークアウトがストレスになるからです。
どうしたもやりたくない日があれば、思い切って休みましょう。
気を取り直して、次回からまた頑張るのです。
チートデイ(サボる日)は必要です。
掃除
家の中をキレイにすることはとてもいいことです。
今の時代は、共働きが当たり前で、さらに子育てをしなければならないなど、
多忙で余裕のない人は多いでしょう。
そんな中で、「やらなければならない」と考えながらの家事はとても重くのしかかってきます。
掃除はその日でなくても大丈夫なので、ストレスを感じるほどムリにやる必要はないでしょう。
掃除することで気分がスッキリするという目的があるのならいいでしょうが、
負荷をかけすぎるのであれば、回避すべきです。
やりたくないことをムリにやると…
やりたくないことをムリにやることが多いと思います。
そんなことを長年繰り返していると、心にダメージが蓄積します。
ストレスが溜まり続ける
毎回、「やらなければならない」と自分を追い込んで行動を促せていると、
かなりのストレスで、疲弊していきます。
「やりたくない」という思いに反した行動を自分にさせているわけですから、
それはとても大きなストレスになっています。
ただでさえ、現代社会はストレスが多にもかかわらず、
さらに自分自身にストレスを課しているわけですから、
自分はたまったものじゃありませんね!
自己肯定感が低くなる
やりたくないことをやっていると、不快な気分になります。
その不快な気分があると、自分に自信を持つことができず、自己肯定感が低くなります。
自分は価値のない人間だと考えるようにもなります。
自分はなんて不幸なんだろうと考えるようになり、幸福感も低くなるのです。
やりたくないことはやらない生き方に変えたほうがいい理由
これまで、やりたくないことでも我慢してやってきたおかげで、
仕事で評価されたこともありますし、家族を養うことができたのは事実です。
長年、我慢し続けることによって、心にダメージを抱えることにもなりました。
今になって、ようやくやりたくないことをやならい選択をすることができるようになり、
とても楽に生きることができているという実感を持つことができました。
ストレス軽減
やりたくないことをやるとストレスが溜まりますが、
逆にやりたくないことをやらないことで、ストレスが軽減されます。
過度なストレスがないということは、精神的にとても楽になります。
優しくなる
やりたくないことをやらないことで、ストレスがなくなると、
心にゆとりを持つことができ、他人に優しくなることができます。
他人に優しくすると、その人も優しくなり、幸せの相乗効果が出てきます。
他人を思いやり、いい気分にさせることで、それが大きくなって返ってくるのです。
ムダな争いがなくなり、思いやりが生まれるというのは、とても幸せなことです。
自分の人生を生きることができる
これまで、他人を気にして、やりたくないことでもやってきました。
それって、他人の人生を生きていることなのです。
自分がやりたいと思ったことに取り組むということは、
他人の目を気にしていてはできません。
他人のことを気にしないで、やりたくないことをやらない生き方は、
心穏やかに生きることができるということです。
自分の人生なのだから、自分のやりたいように生きるべきなのです。
やりたくないことはやらない生き方に変えて良かったと思うこと
私は、こればで自分にムリをさせて生きてきました。
自分に自信を持てず、ストレス、不安、恐怖を抱いて生きてきたのです。
お金への執着、他人からの価値観を持ってきました。
それが、仕事の人言関係で悩むようになってから、
このまま仕事を続けることができないと考えるようになった時、
これまで、大事にしてきた価値観を見直す良い機会になったのです。
お金への囚われ、仕事を我慢しながら続けなければならないという思い込みなど、
様々なことが、間違いだったのではないかと考えるようになりました。
- 他人を気にして、自分の心に従わなかったこと
- やらなければならないと自分を追い込んで行動させていたこと
- こうあるべきという固定観念で自分と家族を縛り付けていたこと
多くの勘違いに気づいたのです。
- 毎朝のランニングで、気分が乗らない日は、負荷を軽くしたり
- 睡眠時間を削ってまで作業しないようにしたり
自分の心と向き合うようにしました。
そして、自分の心と相談するようにし、折り合いをつけるようにしたのです。
やりたくないことをやらないように変えてみて、生きるのが楽になりました。
他人の意見を受入れるようになり、寛容になることができました。
そうなると、家族とぶつかることもなくなり、家族みんなが、いつも明るい表情でいます。
やりたくないことをムリにやったり、人にやらせたりしていると、
必ず歪みが発生し、トラブルになったり、楽しい気分にはなれません。
生きていくのに、やる必要なことはありますが、それは理解しているので、
心にムリをさせないことが大切です。
自分の人生を自分の足で歩んでいくことです。
まとめ:やりたくないことはやらない生き方に変えて良かったと思うこと
私たちは、やりたくないことでも、我慢をしてやっていることが非常に多いです。
和を重んじる日本人の多くは、周りと胴調し、自分の心にフタをした姿をみせなければなりません。
本心では「やりたくないことはやりたくない!」と思っていても、
「やりたくない」という考えてはいけないと思っているので、
やりたくないことはやらない生き方に至ることはないのです。
やりたくないこととは、やらない選択肢がありながら、
ならなければならないと考えていたことを指します。
- 残業
- 人との付き合い
- ワークアウト
- 掃除
など…
やりたくないことをムリにやると…
- ストレスが溜まり続ける
- 自己肯定感が低くなる
やりたくないことはやらない生き方に変えたほうがいい理由は、
- ストレス軽減
- 優しくなる
- 自分の人生を生きることができる
やりたくないことはやらない生き方に変えて良かったと思うことは、
生きるのが楽になりました。
他人の意見を受入れるようになり、
寛容になることができました。
やりたくないことをムリにやったり、人にやらせたりしていると、
必ず歪みが発生し、トラブルになったり、楽しい気分にはなれません。
心にムリをさせないことが大切です。
自分の人生を自分の足で歩んでいくことです。
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