みなさんは、強い意志力をお持ちでしょうか?
「はい」と答えられる人って、そんなにいないのだと思います。
そもそも人間の脳は、変化や面倒なことを嫌う本能があるので、そう簡単にセルフコントロールすることはできないものです。
特に、現代は、美味しいデザートやお菓子など、脳の快楽領域を刺激するような、食べ物が私達の周りに多く存在してます。
そんな誘惑が多い中で、ダイエットしようというのは、よほどの決意がなければ、成功することはできません。
たとえ、強い決意で始めたとしても、何かしらの誘惑に負けて、一度サボったことが原因で、いままでのような努力をしない生活に逆戻りのパターンが多いのだと思うのです。
本記事では
- 自分の意志力に自信のない方
- 意志力が弱く、ダイエットが続かない人
に向けて、意志力を鍛える方法をお伝えします。
意志力を鍛えて、ダイエットを成功させるきっかけになれば幸いです。
結論から申し上げると
意志力を強くするには
- 自分を制御不能に陥らせないよう、誘惑の多いところは避ける
- 共感能力を高める
ということです。
詳細は、後述していきます。
意志力が強い人の特徴
意志力が強い人の特徴は
- 誘惑が強い場所を避ける
- 共感能力が高い
- 視野が広い
- 現在の自分と未来の自分が近い
以上の4つです。
誘惑が強い場所を避ける
意志力が強い人は、誘惑が多いところを避けます。
その理由は、誘惑が多いところにいると、よっぽど意志力が強くなければ、流されやすく鳴るからです。
自分を誘惑のない場所に置くことで、意志力を使わなくても、大丈夫なようにしています。
物理的に誘惑に流されない工夫をしているのです。
そうでなければ、自分を制御できなくなってしまう可能性があるからです。
様々な誘惑が連続して襲ってくると、処理しきれず、制御不能に陥りやすくなるのです。
制御不能になるということは、意志通りにならなくなって、誘惑に負けてしまうということです。
そうならないためにも、リスクのある、誘惑の多いところには顔をださないようにするのが懸命になります。
共感能力が高い
意志力が強い人は、共感能力が高い人が多いです。
他人の身になって考えられる人ほど自制心を発揮しやすいのです。
人の気持ちがわからない人は
- ケチで目先の欲望に弱くなる
- 他人の気持ちをつかむ能力がない
- 未来の自分がどう感じるかをつかむ能力がない
- 未来の自分に気をかけなくなる
セルフコントロール減退!
視野が広い
意志力が強い人は、視野を広くして見ています。
抽象的、全体的、客観的に物事を捉えています。
そうすることで、現在と未来の状況を引いた視点から確認できるため、現在と未来を近くしています。
現在の自分と未来の自分が近い
意志力が強い人は、現在の自分と未来の自分が近いイメージを持っています。
現在と未来の距離が遠い場合
未来の自分が無関係に感じてしまい、他人事になってしまう
現在と未来の距離が近い場合
未来の自分にリアリティが生まれる
- 現在と未来の距離感が近いほど目標に対して現実味が生まれ、結果として意志力を発揮できるようになる
- 目先の欲望をガマンできる
- 未来の自分の身になって考えることができ、そのため、現在の決定が未来におよぼす影響を実感できるようになる
- 未来のために、今やれることをやろうとする
共感力を鍛える7つの方法
共感能力を鍛えるための7つの方法をご紹介します。
カリフォルニア大のダッチャー・ケルトナー教授の著書「思いやりの本能」によると
- ヨガ
- 瞑想
- 祈り
- 自然に触れる
- 宇宙の壮大な写真を見る
- 自己犠牲をテーマにした作品に触れる
- 難解な純文学を読む
で共感力を鍛えることができます。
これらをおこなうことで、脳の迷走神経を刺激するのです。
このことによって、他人への共感力が強くなるのだそうです。
迷走神経は、脳神経の中で唯一腹部にまで到達する神経で、
体の中で一番重要な神経なのです。
迷走神経(めいそうしんけい、英:Vagus nerve、羅:Nervus vagus)は、12対ある脳神経の一つであり、第X脳神経とも呼ばれる。副交感神経の代表的な神経。複雑な走行を示し、頸部と胸部内臓、さらには腹部内臓にまで分布する。脳神経中最大の分布領域を持ち、主として副交感神経繊維からなるが、交感神経とも拮抗し、声帯、心臓、胃腸、消化腺の運動、分泌を支配する。多数に枝分れしてきわめて複雑な経路を示すのでこの名がある。
そして、これらを行うことで
脳、メンタル、身体によい効果をもたらすことがわかっています。
上記の共感力を鍛える7つの方法は
ストレス解消にも有効な方法でーす!
普段の仕事でストレスフルな私は、ストレス解消のため、瞑想と自然に触れることを日課にしています。
参考記事:自然の中での運動は、ストレス解消の他、幸せレベルも向上する(ダイエットにも)
誘惑に打ち勝ってダイエットを成功させよう!
私は、昔の太っていた時代と比較して、現在の体重は、マイナス12Kgです。
ダイエットには成功しています。
やはり生活の中の何かを変えない限り、ダイエットは難しいと思います。
例えば、食事の量をお腹いっぱい食べないようにするだとか。
満腹になるまで食べるのを楽しみにしている人もいると思います。
過去の私もそうでした。
それでは何も変化させることができないので、お米は茶碗1膳にして、腹八分目までと決めました。
これで、摂取カロリーは抑えることができます。
参考記事:もし、以前のように12Kg太っていたら、どうやってダイエットするか考えてみた
次は、消費カロリーです。
私は、天候が悪くない日に、毎日ジョギングしようと決めました。
もちろん、私の脳は、サボりたがります。
仕事で疲れた日は特に、「サボってしまえ−!」と自分の中の悪魔から誘惑されていました。
これを打破するため、自分の思考を工夫したのです。
「走らなくてもいいから、一歩外へ出てみようよ!」と自分に言い聞かせました。
自分で自分を騙しているのです。
あとは、何も考えないで、外へ出てしまいます。
外へ出ると、当たり前ですが、走り始めます。
意思が弱かったので、色々と自分を騙す工夫をしながら、走っていました。
そして時は経ち、最近の話です。
その日は休日でした。
夕方にジョギングを予定していました。
しかし、私に誘惑が襲ってきました(私が悪いのですが)。
ジョギングをしようとしていた時間に映画を見始めてしまったのです。
以前の私であれば、誘惑に負けて、映画を最後まで観続け、ジョギングをキャンセルしたでしょう!
しかし、現在の私は、誘惑に負ける事なく、映画の途中できっぱりと中断して、ジョギングにでかけたのでした。
それも、何の抵抗もなく、「さあ、ジョギングに行くか」といったさらりとした感じ。
それには、自分でも驚いています。
「なんか変わったな−!」と
私は、瞑想の効果がすごいのかもと考えています。
私が瞑想を始めたことで、個人的に感じている変化は次の通りです
- 感情のコントロールができるようになった(怒らなくなった)
- 俯瞰的に物事を考えることができるようになった
- いつも頭を使うようになった
- 前向きになった
- 家族に優しくなった
などですが、まだまだあると思います。
まとめ:意志力を強く鍛えるには、ストレス解消を意識する
今回は、意志力を強くするにはというお話でした。
意志力が強い人の特徴は
- 誘惑が強い場所を避ける
- 共感能力が高い
- 視野が広い
- 現在の自分と未来の自分が近い
です。
共感能力を高めるには
- ヨガ
- 瞑想
- 祈り
- 自然に触れる
- 宇宙の壮大な写真を見る
- 自己犠牲をテーマにした作品に触れる
- 難解な純文学を読む
など7つの方法がありました。
これらは、ストレス解消効果もあります。
そして、私が個人的にオススメなのが、瞑想でした。
現在と未来との距離が近く感じることで
- 現在と未来の距離感が近いほど目標に対して現実味が生まれ、結果として意志力を発揮できるようになる
- 目先の欲望をガマンできる
- 未来の自分の身になって考えることができ、そのため、現在の決定が未来におよぼす影響を実感できるようになる
- 未来のために、今やれることをやろうとする
のようになり、意志力を強く保つことができます。
意志力が強くなれば、ダイエットも成功に近づくでしょう!
今までと同じ生活をしていては、同じことの繰り返しになります。
共感力を高める7つの方法は、お金をかけなくてもできることです。
新たに道具を用意する必要もありません。
今すぐにでも始められるのです。
これはやるっきゃ無いでしょ!
参考記事:夫婦が仲良くする方法は、少しの気遣いだけー家族にも他人と同じく優しく接しよう!