職場などのコミュニティで、ルールを無視して、周りに迷惑をかけるような人がいたとしたら、どうしますか?
大抵は注意したら、気づいてくれると思います。
中には、モラルが欠如した人がいて、注意に対して逆ギレしてくる人もいたりします。
こういうタイプは、ごく少数存在しています。
自分が正しいと考えていて、その正しい自分に物言いする人を攻撃します。
私は、このように、モラルが欠如した、自分勝手な人と一緒に仕事をしたことがあります。
その中で、何とか理解してもらおうと頑張ったのですが、全然うまくいきませんでした。
本記事では
- モラルに欠ける人が近くにいる方
- 人間関係のストレスを抱えている方
- トラブルの対応が苦手な方
に向けて、これらの対応方法についてお伝えいたします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読みすすめることで
- モラルに欠ける人に対応できる
- ストレスを軽減できる
- トラブルの対応方法がわかる
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論を申し上げますと
- 冷静に分析する
- 変えることができること、できないことを見分ける
- 変えることができることに注力する
ということです。
詳細は後述していきます。
変えられるものと変えられないもの
私は、社会人になって、30年以上経ちますが、最近になって、変えられるものと変えられないものを意識できるようになりました。
それまでは、自分の正義感を振りかざして、可能・不可能関係なしに、行動していました。
その結果、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともありました。
その行動には、言いたくないことを言わなければならなかったりしたので、気とパワーを要しました。
うまくいかない場合には、気力が消耗しましたし、ストレスにもなりました。
「なぜ、あの人は、言っても理解出来ないんだ!」と原因他人論の考えで、悶々としていました。
そんなことを30年以上繰り返しやっていたわけですが、私も色々と考えるようになり、インターネットや読書などで学びを得るようになりました。
この年になっても、知らないことが多い事がわかりました。
その中で、気付かされたことがあります。
- 変えられるものと変えられないものがある
- 自分の課題と他者の課題
です。
①変えられるものと変えられないものがある
今まで、自分は、変えられないことを無理にでも変えようとして、無駄に消耗していたなぁと思いました。
自分の正義感だけで、変えられないものにぶつかり、その結果、何も変わらないどころか、相手も自分も嫌な想いをし、関係性が悪くなる。
全くもって、マイナスでしかないのです。
その人が気付くまで、変わらないのです。
何かのきっかけがあれば変わることができますが、その時は、時期ではなかったのです。
鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥
ただ、闇雲に「問題を解決してやろう!」という事はイカンと思います。
問題には、すぐに処しなければならない問題なのか、その重要性はどうなのかなど、様々な要素を含んでいます。
その中で、対処しても変わらない問題など、逆効果になってしまうことは、数多くあります。
なので、問題を見定めて、行動するべきか、スルーしても良いのかを判断しなければなりません。
②自分の課題と他者の課題
自分には関係していない案件にも、手を出していたことが、最近になって、認識できました。
これは、「嫌われる勇気」を読んで、気付くことができたのです。
今まで、他者の課題にまで、手を出してしまうと、越権行為になってしまいます。
そんなことを30年以上もの間、正義だと思い行ってきて、無駄に消耗していたのです。
今では、きちんと他者と自分の課題を分離して考えるようになり、ストレスも減り、とても楽になりました。
変えられないものに反応してしまう
おかげさまで、変えられないものがあると気付かされた私は、職場の仲間が以前の私と同じ事をしているのがわかるようになりました。
その仲間には、くだらない正義があるのです。
自分が良しとしないことに対して、必ず物申す正義です。
やめとけばいいのに、やってしまうのです。
まったくもって、非生産的な行為です。
不毛な争いが起こること必至です。
そうすると想像通り、場の空気が悪くなり、言った本人と相手もイヤな想いをし、消耗します。
意味がないのです。
その人は、他人をコントロールしようとします。
その行動は、変えられないことに気づかず、
無理矢理にでも、自分が望むように変えようとします。
そして、自分の意図する結果にならなければ、他人のせいにして、不機嫌になってしまうのです。
変わらないことに対して、無理に変えようとすると、多くの人が不快な想いをするので、全くの無意味です。
本人が変わるべきですが、そこには気づくことができません。
成長がないのです。
私が言い聞かせても、もちろん変わりません。
いつか変わればいいと思い、ヒントは与え続けています。
他人に悪影響のある正義感は捨てていただきたいのですが。
ラインホールド・ニーバー
ラインホールド・ニーバーの
変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ
って、素敵すぎます。
私は、これを常に意識して、精進したいと思います。
まとめ
私は、これまで30年以上もの間、変えられないものに対しても、対処しようとしてきました。
その結果は、もちろんうまく行かず、ただ消耗してストレスになっていました。
しかし、変えられるもの、変えられないものがあると意識するだけで、行動が変わり、無駄な労力と、ストレスがかからなくなりました。
このことは、様々なことに応用ができます。
予期しないトラブルが起きたとき、変えられるものに注力します。
変えられないことを気にしても、解決には向かいません。
変えられるもの、変えられないものに分別し、行動していくだけです。
その他、他者の課題にまで手を出さなくすることも大変重要なことです。
変えられないものと、他者の課題は、見守るだけにすることで、必要のない問題回避に繋がります。
私達は、多くの関わらなくても良いことに気を取られすぎです。
例えば、テレビのワイドショーで扱うネタのほとんどは、気にしなくてもいいことです。
特に、芸能人の不倫や、有名人の人間関係やお金の問題なんかは、どうでもいいのです。
しかし、私達は番組の制作側の意図するとおり、食いついてしまい、ああでもない、こうでもないと、口に出してしまうのです。
まったく関係ないにも関わらず…
自分にとって、関係のあること、関係のないことを分別して、考えを巡らせましょう!