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アラフィフが楽しく生きることを考える
ストレス

【ストレス解消】まめな食堂でリトリート〜田舎過ぎる土地へ

わたしたちは時間とお金に追われ、ストレスにさらされることが多い世界に住んでいます。

そんな中、妻から訪れてみたい場所があると告げられ、それも数年前から溜め込んできたと言うのです。

さらに、移住先の候補地として考えているって言うので、当初、面食らってしまうわたしでした(笑)

さて、その場所ってどこかと言うと、広島県呉市にある瀬戸内海の島です。

大崎下島の久比(クビ)という地区の「まめな食堂」ってところ。

そこで行われている「まめなプロジェクト」を実際に見ることが目的です。

=まめなプロジェクト=

人生100年時代。美しく、楽しく人生を謳歌するためには、生涯現役を貫き、いつまでも「まめに(元気に)」活き活きと安心して生活することが大切。

しかし今の日本は、さまざまなモノ、コト、情報に溢れていて、それに反比例するかのように人々のコミュニケーションは希薄となり、日々の営みは他者に託され、生産者や提供者の顔が見えないものを消費するようになりました。
”まめな”は、広島県呉市の瀬戸内海の島、大崎下島の久比を活動拠点にする一般社団法人です。「くらしを、自分たちの手に取り戻す」を行動指針として、多角的な取り組みに挑戦しています。

引用:一般社団法人まめなHP

いつもの旅行は観光地を回るのですが、今回初めて体験型の旅をするのでした。

 

お金が役に立たない

大崎下島の久比(クビ)地区の人口は登録上300人だけど、実際には200人くらいだそうです。

超超超ド田舎なのです

そんな田舎では、買い物はAコープ1店舗のみ。

それも、平日の夕方までの営業なのだから、コンビニ慣れしているわたしたちには、不便すぎて1度も利用することがありませんでした。

いつもの旅では、コンビニでビールとお菓子を買っているのですが、今回は食事以外食べ物を食すことができませんでした。

そこで感じたのが、「不足感」です。

普段の生活があれば、簡単に食べ物を手に入れいることができるのに、ここではそれができない。

あぁ、なんてありがたいことか…

いつもなら味わうことのできない「不足感」って、なんか心地よく感じたのが不思議でした。

 

さて、地元の方たちの家には、必ずって言っていいくらい、野菜畑が隣接しています。

そこで、自分たちが食す野菜を育てているのです。

電気、水道、ガスなどのインフラ以外の多くを自給自足で賄っている印象でした。

足りないものは自分で作る。

資本主義から少し距離をおいた感じがしました。

素敵です😍

 

自然が心を癒やす

久比は、山間部の傾斜地に挟まれた沢にある小さな集落です。

平地が少ないので、傾斜を利用して柑橘類を育てています。

それも、かなり高い場所までです。

自然に囲まれたこの土地は、江戸時代にタイムスリップしたかのような風景で、滞在した部屋やほぼすべての場所から鳥の鳴き声が聞こえました。

それに対し、車の音は全くなく、自然の環境音だけ。

建物も、古民家をリノベーションしていて、昔の風合いを残しつつ、清潔感があったので、居心地のよいものでした。

最高のリトリート環境にあるわけです。

テラスでただぼーっとするだけで、安心感を得、心が穏やかになっていきます。

都会で多くの刺激を受けながら生活している方なら、この田舎の刺激の少ないまったりと、ゆっくり流れる時間を味わうと、心が和み、癒やされることでしょう。

 

いつまでも青春

久比の自然環境に感動を得たのですが、高齢化率70%超の地域の住民が生き生きしていて、笑顔が輝いていることに驚きました。

一般的に、高齢化率30%を超えると、少子高齢化としてネガティブなイメージがあります。

さらに、高齢化率が50%以上になると「限界集落」という烙印を貼られます。

それなのに、久比の方々はそれ以上の環境を「まめな」と協働して乗り越えています。

まめなプロイジェクトで若い人と住民が様々なイベントや行事などで触れ合うことにより、活気が生まれます。

実際にわたしが交流を体験したのが、地域の方とのミニバレーです。

週に2回、小学校の体育館で行われています。

まぁ、70過ぎの年齢にもかかわらず、俊敏な動きをしていました。

プレー中、まめなのスタッフをからかいながら、まるで、孫と一緒に楽しんでいるように見えます。

運動は若さの秘訣というか、必須なものであるのでしょうね。

 

まめな滞在の最終日、スタッフの方と一緒に地域住民宅にお邪魔して、ティータイムを楽しんできました。

その方は「きみさん」という70代後半の女性です。

そのきみさんが

「この年齢で若い人たちと交流が持ててとても幸せ、毎日が楽しい❗」

とおっしゃっていました。

まめなプロジェクトの話を聞いて、最初は懐疑的な感じて見ていたそうですが、実際に足を運んでみると、すぐに打ち解け、生活の一部になったそうです。

毎日の生活が充実している久比の方たちですが、隣の部落の方から羨ましがられているとのこと。

そりゃ、同じ年代の人が生き生きしている笑顔をしていたらねぇ…(笑)

 

年令に関係なく、人と人が助け合う場所

久比で見て感じたことは、人と人が助け合ってつながりを持っているというところ。

知らない人がお金でつながるのではなく、

知った人が気持ちでつながっている場所。

自分ができることを提供し、できないことを受け取る。

若い人は若い人で希望を持ち、

年配の人は年配の人で希望を持って生きている。

自分の人生を他人に縛られることなく、自分で歩んでいる。

学校教育と違った価値観に気づき、実行している若者たち。

人間ってすばらしいと思った。

そのためには、健康が重要になる。

ストレスを溜め込まず、

食事

運動

睡眠

をしっかりとし、

惰性で生きるのではなくて、自分が主体的に生きること。

そういったことを感じさせる場所でした。

ABOUT ME
Masazo
アラフィフフリーランサーです。 30年以上続けた仕事を上司からのパワハラで退職。 仕事の人間関係で悩み、メンタルがどん底まで落ちたけど、這い上がることができた方法や思考法を発信しています。 その他、健康のために、良い食事と運動を心がけていて、これもまた発信しています。 今まで、世間の流れのままに生きてきました。 最近、昔からの常識に疑問を持ち、何が正しいのか自分なりに考えるようになりました。 これについても発信しています。 色々な情報を自分に取り入れ、これからの人生に活かしていきたいと考えています。 今まで、嫌いだった読書も、いろいろな発見があって、面白いと感じています。 よりよい人生にするために、学んで行きます。 そして、発信していきます。