昔から、牛乳は健康飲料として、私たちの生活に必ずありました。
学校給食でも、ホテルの朝食ブッフェなどにも、牛乳はよく提供されています。
しかし、最近、大量生産され、市販されている牛乳の健康リスクを訴える情報を目にすることがあります。
私は、過去に牛乳の疑問を解消するため、調べたことがありました。
過去記事;牛乳は、積極的に飲まなくてもいい【からだに良いの?悪いの?】
その結果は、今まで信じてきた牛乳最強説は裏切られた感じになりました。
そうはいっても、栄養価が高いのは変わりありませんが、健康害するというリスクを否定できないということで、私は牛乳から豆乳に変更しました。
本記事では
- 豆乳に興味をお持ちの方
- 豆乳の魅力を知りたい方
- 牛乳嫌いの方
に向けて、豆乳についての情報をお伝えします。
なにかの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 豆乳の特徴がわかる
- 豆乳を飲む
- 牛乳より豆乳を選ぶ
ようになります。
しばらくの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 豆乳はすばらしい健康飲料
- 豆乳は美容、老化防止にいい
- 豆乳は牛乳の代わりに使える
ということです。
詳細は後述していきます。
豆乳の種類
豆乳といっても、製造方法で種別されていて、一般的に3種類あります。
- 無調整豆乳
- 調製豆乳
- 豆乳飲料
です。
※ 「無調整豆乳」と「調製豆乳」は使用する漢字が異なります。
無調整豆乳
無調整豆乳は、大豆固形分8%以上(大豆たんぱく質換算3.8%以上)で、何も加えていない状態のものをいいます。
大豆の風味が強く、苦手な人が多い印象です。
料理に使用するのがオススメです。
調製豆乳
調製豆乳は大豆固形分6%以上(大豆たんぱく質換算3.0%以上)で、砂糖や塩が入っています。
油脂や香料を加えて、飲みやすくしています。
直接飲むのがオススメです。
豆乳飲料
豆乳飲料は
- 果汁入り:大豆固形分2%以上(大豆たんぱく質換算0.9%以上)
- その他 :大豆固形分4%以上(大豆たんぱく質換算1.8%以上)
で、フルーツ豆乳やコーヒー豆乳などがあります。
牛乳と豆乳
牛乳と豆乳は、双方とも白く、見た目は変わりませんが、全く異なるものです。
大まかな違いについてご説明します。
タンパク質
牛乳と豆乳にはタンパク質が多く含まれますが、性質が違います。
- 牛乳:動物性タンパク質
- 豆乳:植物性タンパク質
※植物性タンパク質は、吸収速度が遅いので、満腹感を得やすいことが特徴的です。
ミネラル
牛乳と豆乳にはミネラルが含まれています。
含有量が違います。
- 鉄、同、カリウム、マグネシウムは 牛乳 < 豆乳
- カルシウム 牛乳>豆乳
※豆乳にはカルシウムが含まれていませんが、イソフラボンが骨を強くする役割を果たしています。
コレステロール
豆乳は牛乳とは違い、ノンコレステロールです。
なので、コレステロールを気にしている方も安心して飲むことができます。
そして、豆乳は低カロリーでもありますので、適切な飲み方であれば、カロリーを気にせずに飲むことができます。
豆乳の栄養成分
豆乳には、多くの栄養成分が含まれています。
その成分は、健康、美容、老化防止の役に立つものなのです。
豆乳は、積極的に摂取すべき健康飲料といえます。
大豆タンパク質
豆乳の原材料は大豆です。
なので、大豆タンパク質が多く含まれています。
大豆タンパク質は、植物性のタンパク質であって、水溶性タンパク質であるため、基礎代謝を活発にします。
そして、血流をスムーズにしているのです。
大豆タンパク質は、吸収が遅いので満腹感が得られやすいので、ダイエットにオススメです。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、ポリフェノールの一種です。
女性ホルモンと関係が深く、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造をしています。
エストロゲンが過剰になると、乳がんなど、女性特有のがんのリスクが高まります。
大豆イソフラボンは、エストロゲンを正常な量に調製してくれるので、女性特有のがんを予防してくれます。
反対に、閉経後など、エストロゲンが減少すると、骨が弱くなって骨粗鬆症になりやすい状態になります。
大豆イソフラボンは、エストロゲンの代替ホルモンとして働くので、骨粗鬆症を予防に役立ちます。
その他、更年期障害の予防につながるのです。
サポニン
サポニンには、抗酸化作用があります。
体内の脂質は、代謝が悪くなると酸化してしまいます。
そして、過酸化脂質になり、老化を促進するのです。
サポニンの抗酸化作用で、その老化緩やかにすることができます。
その他、血中コレステロールや中性脂肪などの余分な脂質を排出してくれるなど、老化を予防することができるのです。
ビタミンE
ビタミンEもサポニンと同様の働きをしてくれます。
血流を良くし冷えの改善に効果的です。
レシチン
レシチンは、細胞膜をきれいに保ってくれて、新しい細胞を誕生させてくれています。
そのおかげで、体の中がきれいでいられるのです。
血管を強くして血流を良くする働きをします。
血中コレステロールを減らしてくれ、
高血圧、動脈硬化を予防することができます。
レシチンは、脳の栄養であり、
記憶力を高め
学習能力を活性化させ
認知症予防につながります。
ビタミンB群
ビタミンB群は、脳の働きに役立っています。
オリゴ糖
オリゴ糖は、腸内細菌の栄養素になります。
オリゴ糖を餌にして、ビフィズス菌や乳酸菌が活発になるので、腸内環境が整えられるようになります。
脂質
豆乳に含まれている脂質は、植物性脂肪で不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、体に吸収されづらく、排出されやすいので、太りにくいのです。
それらの脂質(脂肪酸)は、リノール酸(オメガ6)、リノレン酸(オメガ3)などの不飽和脂肪酸で人の体で合成できない必須脂肪酸なのです。
そしてそれらは、ノンコレステロールです。
適量
豆乳を飲むことで、健康リスクがあるわけではないので、飲む量に関しては、特に制限があるわけではないのですが、一般的には下記の通りです。
- 成人:400から600ml/日
- こども、妊婦:200から400ml/日
大豆アレルギーの方は、医師に相談してください。
まとめ
昔から牛乳を飲んで育ちました。
当たり前に飲んでいた牛乳ですが、健康を害するリスクがあるという報告も出てきています。
それとは反対に、全く大丈夫だと言う専門家がいるのも事実です。
食に関しては、各団体の利害関係もあって、いくら専門家が大丈夫と言っていても、100%信用できるわけではありません。
なので、自分の頭で考えることが大切です。
私は過去に、牛乳について調べました。
その結果、牛乳を飲むのをやめて、豆乳に変えました。
過去記事;牛乳は、積極的に飲まなくてもいい【からだに良いの?悪いの?】
今回は、豆乳について調べていくと、かなりのメリットがあることがわかりました。
豆乳の種類は3種類あります。
- 無調整豆乳
- 調製豆乳
- 豆乳飲料
豆乳の栄養価はかなり高いものです。
- 大豆タンパク質
- 大豆イソフラボン
- サポニン
- ビタミンE
- レシチン
- ビタミンB群
- オリゴ糖
- 脂質(リノール酸、リノレン酸)
豆乳はアレルギーがなければ、積極的に飲むことで
健康増進、美容、老化防止にとても期待できます。
手軽に手に入れることができるので、最高の健康飲料と言えるでしょう!