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牛乳は、積極的に飲まなくてもいい【からだに良いの?悪いの?】

みなさんは普段から牛乳をのんでいますか?

私は、幼い頃から牛乳は体にいいと思って飲んできました。

小学校頃の記憶では、朝、牛乳を飲むとお腹が痛くなったり、下痢になった経験があり、徐々に牛乳から離れてしまいました。

成長期の大切な時期に、栄養豊富といわれていた牛乳を、給食以外では飲まなくなっていました。

学校給食や、病院の治療食でも頻繁に提供される牛乳ですが、実のところ、どうなのか気になるところです。

 

本記事では

  • 牛乳は体にいいと思っている方
  • 牛乳は体に悪いと思っている方
  • 牛乳について何もわかっていない方

に向けて、牛乳は体に良いのかどうかをお伝えします。

何かの参考になれば幸いです。

 

私なりの結論からいいますと

  • 様々な研究がありすぎる
  • 牛乳肯定派、否定派の意見がありすぎる
  • 栄養価は高いけど、影響を考えると、積極的に飲まなくても良い考える
  • 牛乳を飲むのなら、良質な低温殺菌のものがいい

ということになります。

詳細は後述します。

 

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牛乳のメリット

牛乳のメリットは

  • タンパク質
  • アミノ酸
  • カルシウム
  • ビタミンA
  • 安価でコスパが良い
  • 保存性が良い → 超高温殺菌

献立に入れやすい!

 

牛乳は大腸がんの予防になる

多くの研究によりますと、牛乳は大腸がんの予防になると結論づけられています。

考えられる理由として

  • カルシウム
  • ビタミンD
  • 乳酸菌

が要因とされています。

 



牛乳のデメリット

牛乳のデメリットは

  • アレルギー
  • カゼインによる炎症・乳糖(消化できない)
  • IGF-1(インスリン様成長因子1) → がんを成長させる
  • 成長ホルモン、エストロゲン
  • 抗生物質
  • 超高温殺菌、ホモジナイズ

などがあげられます。

 

牛乳をたくさん飲むと、前立腺がん、子宮がんのリスクが高くなる

  • アイスランドの研究によると
    10代のころに牛乳をよく飲んでいた人は、大人になってから前立腺がんにかかる確率が3.2倍になる
  • 乳糖が原因で、子宮がんにかかるリスクが高くなる

などの研究結果が報告されています。

 

以下では、デメリットにあった「カゼイン」と「超高温殺菌とホモジナイズ」についてお話したいと思います。

 

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カゼイン

カゼインは、牛乳やチーズに含まれるタンパク質の一種です。

 

カゼインの種類

=α-カゼイン=

  • α s1-カゼイン → 問題あり
  • α s2-カゼイン

 

=β-カゼイン=

  • A1-βカゼイン → 問題あり
  • A2-βカゼイン

 

=κ-カゼイン=

 

α-s1カゼイン

人乳ではごく少量

炎症性サイトカインの分泌を誘発

IgE抗体フラグメントがアレルギー誘発の原因

 

A1-βカゼイン

消化管の炎症の増加

消化の不快感、認知障害に関連している報告もあり

 

α-s2カゼイン、β-カゼイン、κ-カゼインは、アレルゲンの活性はほぼないです。

 

カゼインの一部の種類が、からだに悪い影響をもたらす可能性があります。

 

 

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超高温殺菌とホモジナイズ

 

超高温殺菌

超高温殺菌した牛乳をUHT乳といいます。

UHT乳は、120℃〜135℃で1〜3秒間殺菌する方法を用いています。

長期保管が可能で、常温で2〜3ヶ月保存が可能といわれています。

 

UHT乳の問題点

タンパク質が熱変性を起こして、加熱臭(焦げ臭さ)があり、風味も失われ、ベトついた後味です。

 

低温殺菌

62℃〜66℃で30分間殺菌した牛乳をパスチャライズ牛乳(パス乳)といいます。

「病原菌を殺す」ことと、「生乳をできるだけ変化させない」2つのことを同時に満たすことを目的をした熱処理方法です。

このことで、ホエイ、カゼインの熱変性を起こしません。

 

 

ホモジナイズ

ホモジナイズとは、脂肪球を壊し、成分を均一にして、クリームが浮いてこないようにすることです。

 

ホモジナイズの問題点

・β-ラクトグロブリン(ホエイの一部)を壊す → グロブリンが壊れるとクリームは浮かばない

・砕かれた脂肪球は再び凝集して、カゼインやホエイを引き込み、巨大タンパク質へと変化する

アレルギーを起こしやすくなる!

 

超高温殺菌とホモジナイズで熱変成してしまい、生理活性の役割がなくなったタンパク質は、胃から腸への通過速度が早くなり(胃で留まらなくなる)、腸内での加水分解も急ぎ足で行われるようになります。

腸を刺激して、下痢やアレルギー反応を起こす

 

ノンホモパス乳は、胃の中でゆっくり消化されるので、下痢やアレルギー反応がありません。

 

牛乳を飲むなら、低温殺菌・ノンホモの牛乳が良いです。

なぜなら、下痢やアレルギー反応を起こしづらいからです。

 

まとめ;牛乳は、積極的に飲まなくてもいい

牛乳についての情報は

  • 様々な研究がありすぎる
  • 牛乳肯定派、否定派の意見がありすぎる
  • 栄養価は高いけど、影響を考えると、積極的に飲まなくても良い考える
  • 牛乳を飲むのなら、良質な低温殺菌のものがいい

このような感じ。

 

様々な研究で、方向性が見えてきている結果は

牛乳を飲むことで

  • 大腸がんの予防になる
  • 前立腺がんのリスクが高まる
  • 子宮がんのリスクが高まる

という研究結果です。

その他、栄養価のメリットや乳糖などのデメリットがあります。

あとは、カゼインが悪いのではという話や大量生産するための製造方法の問題が目立ちます。

牛乳を飲むのなら、低温殺菌・ノンホモ牛乳を選びましょう!

美味しいですよ!

 

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Masazo
アラフィフフリーランサーです。 30年以上続けた仕事を上司からのパワハラで退職。 仕事の人間関係で悩み、メンタルがどん底まで落ちたけど、這い上がることができた方法や思考法を発信しています。 その他、健康のために、良い食事と運動を心がけていて、これもまた発信しています。 今まで、世間の流れのままに生きてきました。 最近、昔からの常識に疑問を持ち、何が正しいのか自分なりに考えるようになりました。 これについても発信しています。 色々な情報を自分に取り入れ、これからの人生に活かしていきたいと考えています。 今まで、嫌いだった読書も、いろいろな発見があって、面白いと感じています。 よりよい人生にするために、学んで行きます。 そして、発信していきます。