考えることは大切
わたしは、「よく考えろ!」「考えが甘い!」と学校や部活動などの指導者から言われて育ってきたし、自分の子供達にも同じように言い聞かせてきました。
そうなると自然と考える癖が備わっているのは自然なことでありますよね。
しかし、考えることは大事だけど、その中には考えることで苦しくなることもけっこうあるのですよね❗
考えすぎたせいもあって、数年前に苦しさマックスで心が崩壊しかけたわたしが、日々自問自答して少しでも楽に生きる方法を模索している中、面白い思考法を試しているので紹介しようとおもいます。
自分を他人のように労る
セルフコンパッションって言葉をご存知でしょうか?
セルフコンパッションとは、「自分自身に対して思いやりや慈悲の心を持ち、ありのままの自分を肯定的に受け入れる」という考え方です。
わたしが育ってきた過程では
- 自分を甘やかしてはならない
- しっかりとした人間でなければならない
というように、セルフコンパッションの考えとは真逆のことを自分に強いてきました。
そのご立派な精神を育む思想を抱こうをしていたのですが、
そのことが自分自身を奴隷のように厳しすぎる扱いをして苦しめていたのです。
- やりたくないことを無理してまでやらなくてもいいじゃないか
- 他人より劣っていてもいいんだよ、自分は自分なのだから
- 立派な人間じゃなくてもいいんだよ
- だらしなくてもいいし、サボってもいい
- もっと楽に、自分らしく生きていい
と考えることができたとき、スーッと肩に乗っかていた重しが剥がれ落ちました。
それからは、力を抜いて生きるようになりました。
「セルフコンパッション」を学ぶことができたのは、下記著書を読んだことによるものです。
片意地張って無理してませんか?
人間なんだから、時にはサボりたくもなるし、だらしなくてもいいんだよ❗
心の声に耳を傾ける
これまでのわたしは現実主義でした。
それは、サラリーマンの世界では論理的でなければ相手にされなかったから、それが正義だと信じていたからです。
対象的に、妻と娘が自分の感覚を重視して物事の判断材料にする姿をわたしは、子供じみていると軽蔑していたのでした。
そんな目に見えるものしか信じないわたしでしたが、著書やインターネットからたくさんの情報を論理的に仕入れていくうちに、自分の感覚の重要さに気づいていくのです。
そして、今となっては
なんとなくでもいいから、自分が思っていることを感じてみる
ことを大切に生活しています。
そうしていると、ふと自分がやりたいことが湧き上がってくるのです。
それが新しいチャレンジや行動につながっていきます。
やろうと思ったことは、あれこれ考えないで、とりあえずやってみるようになりました。
そのなかで、よく遭遇するのが
「やめたほうがいいという感覚」です。
やめたほうがいい感覚には二通りあると考えています。
- はじめてだから不安になっているだけ
- 本当にやめるべきこと
初体験だから不安というのは、コンフォートゾーンの外にでる行動のときに抱きます。
人間の本能として、いつもと同じ状態でいたいというのが恒常性(ホメオスタシス)です。
いつもと同じ状態はコンフォートゾーンの中にあるので、安心ですよね。
しかし、新たなチャレンジというものはコンフォートゾーンの外側にあることが多く、ドキドキするものです。
それでも、チャレンジしてみたら楽しいし、達成感があり、これまで見えなかった景色を見ることができるので、どんどんやってみるべきだと思います。
それでも、無理しないことが大切で、自分の心が嫌がっているのにやってもうまくいかないことのほうが多いでしょうね。
ドキドキするけど、心がやりたいという感覚はわかりますので、常に心の声や感覚に目を向けることが大切です。
いいことしか起きないという考え方
普段の生活では常に何かしら考え事をしている状態でしょう。
ある時、突然心配事が湧き起こって、時間の経過とともに深堀りしてさらに不安になるという悪循環になります。
特に、人間関係とお金に関する悩みが大部分です。
考えれば考えるほど苦しくなります。
実際には、なにも起きていないのに、自分が勝手に妄想して自分を苦しめているのだから、意味がなさすぎて馬鹿らしく感じるのです。
そういった頭の中のネガティブを解消したいと思うのだけど、どうしても頭の中で思考がめぐり続けるので、苦しいし気分が落ち込みます。
悪い思考を止める方法のひとつとして、
「いいことしか起きない」と考えてみる
です。
なにかふわっとネガティブな思考をし始めたと感じたら、「自分にはいいことしか起きない❗」と念じるように考えてみます。
そうすると、不思議とネガティブな思考がなくなります。
わたしたちは二つのことを同時に思考することができないのだと思うのです。
だから、ネガティブ思考になったら瞬時に「いいことしか起きない」とポジティブな思考をすることで、ネガティブの思考回路が寸断されるのでしょう。
さらに、よくよく自分を観察してみると、けっこう恵まれていることに気づくことができます。
衣食住に困っていないもんね!
よく考えがちなのが、「お金がない」ということ。
それが事実ではないとしても、より多くのお金を欲するし、有り余るお金で安心したいと考えてしまうのですよね。
「お金」のことを心配してもしなくても、結果は変わらないし、毎日食べることに困っていないはずです。
お金の不安が湧いてきたら
「いいことしか起きない」で不安を払拭してみましょう。
たとえ、なにかのトラブルに見舞われても、結果的にいい方向に進むことってよくあるので、「いいことしか起きない」というのは的を得ているのだと思います。
過去にわたしは、職場の人間関係に悩み苦しみました。
その過去は、一見悪く感じたれましたが、そのおかげでいろいろな人生の送り方があることがわかりました。
収入が減ったのに、お金への執着が減り、心穏やかに生活ができるようになりました。
心の豊かさレベルが桁違いに良くなったのです。
たとえ小さくても、自分が恵まれていることに気づき、それらをたくさん拾っていくことによって、「自分の人生、まんざらでもないな!」と感じることができます。
仮にそれが自分の勘違いであっても、勘違いしている間はとても幸せなのです。
一生、勘違いして生きるのもアリですよね❗