旅は心の赴くままに行け!
泊りがけの旅行の多くは、初日と最終日は移動日になってしまいます。
今回の私達の旅行も2日間は移動日になるので、
2日目からが旅行本番となるわけです。
できるだけ、いつもの生活リズムを崩さないため、
朝は2人で散歩にでかけました。
昔は”ねぼすけ”だった妻も、最近はアクティブになったので、
旅先の朝散歩をするようになりました。
私はそれに付き合うため、ランニングはお預け…
朝散歩から始まる旅なのです。
倉敷旅行はノープランだけど、ゆとりある動きをする
今回の倉敷旅行は倉敷美観地区以外はノープランです。
散歩から宿舎に戻ってから、その日の行動を決めるのです。
旅行2日目の行動は、岡山城と倉敷美観地区の二箇所に決定しました。
時間を見ながら、途中に新たな予定を割り込ませていく作戦です。
早速、岡山城へ向けて出発!
岡山城へは約16キロ、車で30分程度です。
楽勝と思っていたら、渋滞にハマりました。
こんなストレスフルな渋滞は北海道に住んでいたら経験がありません。
そう考えると、「いい経験だぁ…」と旅を楽しむことができるのです。
こんなに進まないのなら、自転車がいいよねぇと車の進まなさを表現しました。
東北東にゆっくり流れる国道2を進めていくと、
岡山城と岡山後楽園への案内表示が目に入ってきました。
その案内を見た妻は、「岡山後楽園」は日本三大庭園の一つで、
知人が勧めていたという情報を提供してくれました。
「よし、岡山後楽園も行ってみよう!」と車内で決定したのです。
倉敷旅行はノープランでも、岡山後楽園に行くことができた
国道2号線の渋滞を満喫しながら、岡山城の近くの駐車場に車を駐めました。
まさに行くぞ!という瞬間、係員から声がかかったのです。
現在、岡山城は工事中で、閉鎖中だというのです。
残念だけど、仕方ありません。
すぐに岡山後楽園に行くことに切り替えました。
ノープランからの岡山城を決め、
岡山城へ向かう途中で、過去の岡山後楽園の会話を思い出し、
岡山後楽園に行くことができました。
岡山後楽園は最高でした!
きれいに整備された広大な日本庭園は見応えありました。
日本の美と自然の素晴らしさを感じ取ることができました。
心にたくさんの栄養をいただきました。
きれいだね!と頭で感じるのではなく、
自分の感情に訴えかけてくる日本の文化、美しさ、緑の心地よさ、木々や苔の素晴らしさを感じ取りました。
自分の心のペースで、ゆ〜っくりと…園内を楽しむことができました。
これも、ノープランからの岡山城、妻が会話でえた情報を思い出してくれたからです。
素晴らしい出会いに感謝です。
倉敷旅行はノープランでも、倉敷美観地区だけは決めていた
倉敷について何も調べていない私たちですが、
それでも、妻は「倉敷美観地区」だけは行くことを決めていました。
岡山後楽園を後にして、国道2号線を先ほどとは逆方向に来る前を走らせること約40分。
この日は平日だったこともあり、市営駐車場を利用することができました(駐車料金:30分以内につき100円)。
昔、運河として利用されていた河を美しいまま今に残し、
その周りを江戸時代の風情と美しさを現代風に小綺麗にした街並みが連なっている姿は、
日本人の私が見ても、日本の美だなぁと思わせます。
江戸時代にタイムスリップしたような街並みでは、
土産店、食事処、カフェ、美術品店、デニム工芸品、縫製品などのショップが、
伝統的建造物をリノベーションしたおしゃれな店内でサービスを提供してくれます。
ここでは、心が赴くままに歩き、日本の文化、美を心に刻みます。
心のセンサーが反応したときに入ったカフェがとてもいい雰囲気で感動することができました。
結局は、欲張って多くのスポットを回るより、ゆったりとした心で、旅先を楽しむことがいいなぁって想います。
体力には限りがあるので、単純に時間計算するだけでは、辛い旅になりかねません。
体力が消耗すると、心の余裕もなくなり、意見がぶつかることがあります。
寛容さがなくなるからです。
旅は心の赴くままに、そして、心のゆとりをもつことです。