社会が生きづらくても努力しよう!
とても便利になった現代社会の中で、生きづらさを感じている人は多いようです。
先日、橘玲著:「無理ゲー社会」を読みました。
読解力の乏しい私には困難でしたが、なんとなく理解しました。
その内容は衝撃的です!
現代の資本主義では、格差がどうだと騒がれていますが、
これから先は、能力主義社会となり、言い訳が通用せず、能力のない人達(私のこと)が生きていくには厳しい、いわゆる「無理ゲー」になっていくということです。
能力の約半分は遺伝的要素が関係していて、生まれつきの才能でどんな努力をしていたかが評価される時代に、才能のない人は努力してもムダなのかについて考えてみたいと思います。
私はどのような人であっても、努力することは大切だと考える人間です。
努力が必ず結果に結びつくかといえば、そうはならないでしょう。
しかし、努力することはムダにならないし、何かしら身になるはずです。
今回の話が何かの参考になれば嬉しいです。
自分らしく生きることが難しい社会
橘玲著:「無理ゲー社会」のなかの「能力主義社会」では
- 「努力不足」と論破される
- 非モテが加速する
- 政府も助けてくれない
という、残酷過ぎる社会が展開されています。
「努力不足」が論破される
能力低めの人(私)は、攻略することが無理ゲーな社会だといいます。
コレまでの社会では、成功しなくても、言い訳ができていました。
しかし、能力主義社会になれば、
どんな才能を持って、どんなしんどい努力をしてきたかが重視される時代
となります。
残念なことに、遺伝が大きく関係しているのです。
それも、努力ですら遺伝とくれば、私たちはどうすればいいのでしょう?
遺伝の関係性
- 集中力 44%
- やる気 57%
- 記憶 45%
- 計算 56%
思わず悲観してしまう無理ゲー社会です。
能力 ✗ 努力 = 成功
その能力の半分は遺伝なので、確かに多くの能力を引き継いでいる人の優位性はあるでしょう。
能力が全くない人はいないわけで、努力を大きくできれば、自分なりの成功はできるでしょう。
非モテが加速する
昔の社会の空気感は、女性に以下のようなことを強制していました。
- 早く結婚しなさい
- 家事や育児をしなさい
このことから、まあまあな相手と妥協して結婚するケースもありました。
現代では、女性も自分らしく生きられる社会が整いつつあります。
リベラルな社会に変化し、結婚しない選択をする人が増えています。
昔のような女性に強要する社会の空気感がなくなり、結婚する女性は減り、非モテ男には厳しい社会になっているのです。
政府も助けてくれない
より自分らしく生きる人が増えています。
多様性が許容され、個人がより自由に生きられるようになると、これまでの縛り付けができなくなった政府は、国民のサポートが困難になります。
「自分らしく生きたい」ということは、「政府にもっと綿密にサポートしてほしい」ということと間逆な事です。
「自由」を推し進めることは、「手厚いサポート」を手放すことになるのです。
それは、より「格差」を推し進めることにもなります。
「自分らしく」を推し進めながら「格差」を解消することは基本無理です。
「自由と自分らしさ」を求めるということは、「格差」を受け入れるしかなくなるということです。
それでも努力することは大切
才能がなくても、自分ができる努力をしていくことは、自分の人生を生きていく上ではとても大切な行為です。
「何をやってもムダ」と考えてしまい、ただじっとしているだけの人生は楽しくありません。
自分の目標に向かって努力し、その結果を踏まえ、修正や調整をしながら努力を繰り返していくことで、今よりも良い方向に変えることは可能です。
多くの能力がなくたって、自分のできることをやり続けることで、将来は大きく変わります。
「無理ゲー」と言っているだけではもったいない
個人で変えられる部分を変えないで「無理ゲー」と言っているのはもったいないです。
自分以外の人がそれほど頑張っているわけでもないのです。
ただ、人並みに頑張っているだけです。
能力自体は、大して変わりません。
自分の人生や能力に悲観せず、できることを継続するのです。
生きていて、退屈な時間ほど苦しいものはありません。
無理しない程度に目標に向かって、できることを続けることは、暇つぶしにもなりますし、努力している自分を誇らしく思えてきます。
不都合な事実を受け入れる
人々は不公平や不公正を批判します。
残念なことですが、この世の中には、不公平や不公正が多く存在しているのです。
そんな社会の不都合な事実を私たちは受け入れるしかありません。
「格差」や「理不尽」というものは当たり前に目にします。
いちいち反応することなく、これらを受け入れて、
理不尽な世の中だけど、ある程度自分で切り開いて行けると考えることが大切です。
自分らしさとは
自分らしく生きるとはどういうことでしょうか?
私が考える自分らしさとは、
- 他人に影響されない
- 自分がやりたいことをする
- チャレンジする
ことです。
これまでの常識に流されることなく、
世間体を気にせず、
自分と他人と比較しないことです。
そして、自分を否定することなく、
他人の評価を気にせず、
無理しないことです。
努力することで人生を変えることができるのです。
収入は、転職や副業をすることで増やす可能性は大いにありますし、
寿命だって、食事、睡眠、運動を心がけることで、伸ばすことができます。
ストレスになることをやめる選択や、読書などで考え方を学べば幸福度もアップすることができるのです。
外的な要因に自分の人生を依存してしまうと、増税や物価上昇などの出来事の度、一喜一憂し、心穏やかではいられなくなります。
少しでもいいので、自分ができる努力をしていくことが、自分の人生をより良いものに変える手段です。
一度の人生を後悔のない充実させましょう!
まとめ
橘玲著:「無理ゲー社会」を読んで、衝撃を受けました。
- 「努力不足」と論破される
- 非モテが加速する
- 政府も助けてくれない
私には秀でた能力はありません。
なので、無理ゲー社会では、成功できないかもしれません。
「無理ゲー」と嘆くのではなく、少し抗ってみるのです。
小さな事であれば、たとえ能力のない私でも、なんとか継続することはできます。
この世は不公平であり、不公正なことが多くあります。
その中で自分らしく生きていくことは大切です。
私が考える自分らしさとは、
- 他人に影響されない
- 自分がやりたいことをする
- チャレンジする
ことです。
他人と比べたりせず、常識に囚われない生き方をするのです。
小さな事でも努力を続けることが重要です。
自分の人生を自分で切り開いて進むことが自分の人生を生きることになります。
一度しかない人生を自分の足で進みましょう!
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