イライラしたり、不快なときは、後先のことを考えないで、乱暴になりがちになってしまうことが多いです。
これは、冷静な判断ができなくなっているからです。
要は、頭が感情に支配されて、機能していない状況のことをいいます。
疲れていたり、睡眠不足、物事が思ったように運ばない、体調不良など、イライラや不快の原因は色々あります。
普段、生活をしていると、様々な出来事に遭遇します。
人によっては、同じ出来事に対し、ある人は、何も動じないのに対し、別のある人は、そのことに反応し、イライラして怒り出すこともあります。
その違いは、出来事に反応するか、しないかです。
イライラして怒り出す人は、出来事に対し、勝手に反応し、自分で物語を作り、その物語に対して、イライラして怒っているというわけです。
今回のお話は、私が散々経験したイライラの対処法についてお伝えします。
何か少しでも参考になれば嬉しく存じます。
よろしければ、読み進めていって下さいね。
寝不足と疲労しているときはイライラしやすい
遠くまで泊りがけで出かけたりすると、かなり疲労困憊になります。
いつもと違う所で寝ると、休まりません。
寝不足になります。
そんなとき、家族からの想定外の申し出や、頓珍漢に思える発言があると、イライラし、冷たい対応をしてしまうことがあります。
心の中では、悪態ついてはだめなのは理解しています。
しかし、疲れていると、心の余裕がなくなっていて、理性の効いた応対ができなくなることがあります。
つい、感情が表に出てしまうのです。
このような状態で、冷静になんてなれません。
困ったものです…
と思っていたら、冷静さを取り戻す方法があるのですよ。
それは、自分を見つめ直すことです。
その方法とは、今の自分の気持や状態を書き出すだけです。
めちゃくちゃ簡単です!
紙でもいいし、パソコンやスマホに打ち込んでもいいです。
私は、グーグルカレンダーを使っています。
それに毎日、簡単な日記を書いています。
ネガティブなこと1件、ポジティブなこと3件です。
今回は、イライラを解消することがメインなので、ネガティブなこと1件で結構です。
例えば、「長距離運転で疲れているときに(妻の名前)がアホなことを言ってきたことに苛ついた」とか。
これを書き終わったとき、「自分のイライラの原因がこれだったんだ!」と客観的に理解できます。
この時の自分は、イライラが収まっていて、合理的な思考や考えができるようになっています。
合理的な自分に戻っているのです。
イライラしたときに、思い出してやってみて下さい。
今の自分の感情を書き出すのですよ!
不快の原因を探る
次は、いつもの生活の中で、不快になったときの対処法です。
不快になるときも、何か起きたことに対し、自分が反応している状態です。
そんなときは、まず不快の原因を探ってみましょう。
不快の原因は自分の中にあります。
自分の気持を覗いてみるのです。
例えば、自分の心は「同僚のAさんが、自分だけラクをしようとしていることにムカついている!」ということがわかったとします。
これは、Aさんのとある行動もしくは言動があったのでしょう。
それに対し、自分が勝手に物語を作り、勝手に反応し、勝手にムカついて不快になっているのです。
おそらく、Aさんは、普段からそういった傾向にあるのかもしれませんね。
そのことから勝手に物語を想像してしまう。
自分の不快の原因がわかりましたので、あとは、反応しなければいいだけの話です。
合理的に生きる
上記のように、ある出来事に対し、勝手に自分が反応して、勝手に自分が不快になる事って、とても非合理的です。
普段から合理的になることを意識しておくことで、無駄に疲弊しなくてもよくなります。
ネガティブなことに反応しないことです!
ネガティブなことに反応すると、必ずと言っていいほど、不快になります。
精神衛生上よくありません。
なので、ネガティブな出来事が起きたときは、反応せず、冷静になって、事実を受け止めることです。
自分ができることとできないことを見分けることが先決です。
その後は、自分ができることに注力します。
そうすることで、最小限に収めることができるのです。
簡単な例をあげるとすれば、突然、渋滞に巻き込まれたとしましょう。
いつもだったら、「なんで渋滞になるんだ!」とイライラしていました。
イライラしても何のメリットもありません。
合理的になると、「渋滞になってしまった。どうあがいても仕方ない。のんびりモードに切り替えよう」とイライラしないので、無駄に疲れなくなりました。
関連記事:イライラして消耗するのは無駄【夫目線で考える夫婦関係を良くする方法】
マインドフルネスが効果を発揮
私は、仕事の人間関係のストレスをどうにか解消したくて、2年前からマインドフルネス瞑想をやっています。
結果からいうと、瞑想をすることにより、自分を内観できるようになっています。
イライラすることは普通にありますが、以前に比べると、怒ることがなくなりました。
私達は生活していると、必ずと言っていいほど不安がつきまといます。
その不安というのは、過去の後悔だったり、未来の不安です。
なので、今ここにあらず状態になっていることが多いのです。
マインドフルネスは、今に意識を集中させます。
過去と未来を切り離します。
今に集中することで、不安を遠ざけるのです。
不安は消えるわけではありませんが、その時間だけでも離れてくれます。
瞑想を続けていると、次第に過去や未来に気を取られることは非合理的というのがわかるようになります。
無駄に未来に目を向けてしまい、無駄に不安になっているのです。
もっと今に集中し、自分を内観します。
続けていると、感情的にならなくなります。
マインドフルネス瞑想は地味ですが、人生を変えるくらいのものです。
今では科学的にも様々な良い影響が報告されています。
関連記事:マインドフルネス瞑想でストレスと不安を解消したい【瞑想の効果】
まとめ
今回は、イライラや不快なときの対処法をお伝えしました。
睡眠不足や疲労困憊のときは、イライラや不快になりやすいです。
そんなときは、紙やパソコンやスマホに自分の不快な気持ちを書き出してみましょう。
自分を俯瞰できて、冷静になれます。
イライラしたり怒ったりするのは、自分勝手に反応しているからです。
ある出来事に対し、自分が勝手に物語を作り、その物語に反応しているのです。
とても非合理的です。
なので、出来事を冷静に捉え、対処が必要であれば対処するのです。
反応は無駄なので、反応しないようになることが重要です。
それには、マインドフルネス瞑想が効果的です(即効性はありません)。
過去や未来に縛られていると、不安に陥りやすくなります。
そのようなときは、今に集中し、自分を内観することです。
続けていると、感情的にならなくなります。
合理的に生きれるようになるのです。
合理的を意識していると、私が他の人に手を差し伸べた方が合理的なことも多くあることがわかります。
例えば、妻が荷物を持とうとしている姿を見た私は、自分が持ったほうが合理的だと判断し、妻の荷物を私が持つという場面がありました。
結果的には、優しい夫になっているのです。
私はただ、力のある私が持つ方が合理的だと考えたからなのに…
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