一気に相手の懐に飛び込め!
私達は、普段の生活の中で、家族や職場の同僚など、色々な人とコミュニケーションをとっています。
その中には、屋内のデスクワークより、会社の外に飛び出して、相手と直接話す営業を得意とし、コミュニケーション能力に長けた人や、反対に、パソコンとにらめっこしている方が好きなインドア派の人がいます。
今回は、会社内でパソコンとにらめっこして、人と接することがあまり得意でない人がお読みになった方が良い話です。
サービス業の社員研修などでは、よく「相手の立場で考えよう」とされている。
そんな「相手の立場を考える」ことについて、書いて行こうと思います。
- 仕事でコミュニケーションが苦手な人
- 相手のことを考えるということがイメージできない人
にむけて、私の長年の経験を元に、コミュニケーション方法をお伝えします。
何かの参考にしていただけると幸いです。
そんな私は
- サラリーマンを30年以上
- 人と絡む仕事をやってきた
- クレーム対応も数多く
の経験がございます。
私は、よくある接遇セミナーの型にはまった接遇が大嫌いで、独自の接遇方法をしてきていて、問題なくやれておりますので、ご心配なく。
ちょっと個性的ですが…
本記事を読み進めることで
- 相手の立場になる事のメリットがわかる
- 相手の立場になって考えてみようと思えるようになる
- 人と接することは面倒だけど、試してみたくなる
ようになります。
少しの時間ですが、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
相手の立場になって考えるようになるには
- 自分以外の人の動きや考えることに興味を持つ
- 自分以外の人の考えていることを聞いてみる
- 自分以外の人の気持ちを想像してみる
です。
詳細は後述していきます。
相手の立場になって考えることのメリットは、仕事がラクになる
相手の立場になって考えて行動することによって、得られるメリットは色々あります。
その中で、4つの事を挙げてみました。
相手の立場になって考えて行動するメリット
- 良いコミュニケーションがとれる
- 仕事が楽になる
- お互いにいい感じ
- 交渉するときにも有効
です。
順を追って説明していきます。
良いコミュニケーションがとれる
相手の立場になって考えることで、良いコミュニケーションがとれます。
相手が思っていることが予測できると、相手が興味を持っている話題を提供しやすくなります。
回りくどい言い方が嫌いだったり、話をすることが好きな人だったり、話しのテンポなどを調整してみたりします。
それらは、接客や営業するときに、大いに威力を発揮します。
相手を気遣う一言が、相手を癒やしたり、いい気分にさせたります。
仕事がラクになる
相手の立場に立って、考えることは、仕事をする上で、とても重要になります。
- 物事を決める時
- 信頼を得る
- クレーム対応
物事を決める時
仕事で何かを決めなければならない時、他人の立場になることで、答えが見えることがあります。
自分の考えと、相手が考えていると思われることを想像して、話を進めれば、お互いにいい意見を言い合うことができます。
話がまとまりやすくなり、迷う苦労がなくなるので、とても楽に決めることができます。
信頼を得る
相手の立場になって考えると、相手のかゆいところに手が届くことが多いです。
相手に寄り添った対応ができます。
そうすることで、非常に感謝され、信頼を得ることができます。
クレーム対応
私は、これまで数多くクレーム対応をしてきました。
その中で、相手の立場で考えると、何を訴えたいのかが容易に理解できます。
それらのクレーム原因は
- 相手の勘違い
- こちら側のミス
- 精度に対しての不満
などが理由で、クレームに至ったことが判明し、それに対しての対応をします。
時間がかかることもありますが、絡まった糸が、徐々に解けていくようで、解決に向かっていくことができます。
相手が何を訴えたいのかを理解するの事が重要です。
お互いにいい感じ
相手の立場になって考えて行動すると、相手と自分の双方がいい気分で終わることがあります。
相手
- 不快にさせない
- 喜んでもらう
- 負担を減らす
自分
- 問題が解決しやすい
- 喜んでもらえ、幸せを感じる
- あれこれ考えなくて良い
交渉するときにも有効
交渉する時に、相手の立場を考えると、色々なことが見えてきて、有利に進めることができます。
- 相手の目的
- 相手のできること
- 相手が望まないこと
- 嘘か真か
など、お互いの利益につながるように、話を持って行くことが可能になります。
相手の立場になって考えるようになるには、よく観察すること
相手の立場になって考えることは、サービス業であれば、情緒的サービスに役立ちます。
=機能的サービス=
機能的サービスとは、当たり前の事を当たり前にする事
=情緒的サービス=
情緒的サービスとは、お客様のあると嬉しいサービス
この情緒的サービスを向上させるには、相手の立場になって考えることが大切になってきます。
相手の立場になって考えられるようになるには
- 自分では見当がつかない時、相手の立場で考えてみる
- 失敗を恐れない
- 相手との距離
- 自分だったらと考えるクセ
- 他人と同じ経験はないけど
- 洞察力
が必要です。
自分では見当がつかない時、相手の立場で考えてみる
自分では、相手の考えていることはわかりにくいものです。
しかし、自分がされたら嬉しことを考えてみてください。
わからなかったことが、かわるかもしれません。
何か見えていなかったことが、見えてきます。
失敗を恐れない
相手のために、良かれと思ってやったことが、裏目に出て、相手の地雷を踏んでしまうかもしれません。
それでもいいのです。
はじめのうちは、何も相手の情報がないので、相手につか付いたり、離れたり色々と試していくのですが、相手によっては、失敗することもあります。
失敗から学ぶことはたくさんあります。
チャレンジしてみないと見えてこないのです。
失敗したっていいので、失敗を恐れないで、行動しましょう!
相手との距離
どんな相手とでも、多少の距離は必ずあります。
仲の良い家族だっで、薄い壁はあります。
見ず知らずの人とだったら、かなりの距離があるはず。
それを、できるだけ近くにできれば、お互いの伝えたいことの本質がわかるようになります。
相手の懐に飛び込んでも良いのか、ダメなのかを判断できるようになれば、良い応対になると思います。
自分だったらのクセ
相手の立場になって考えるには、「自分だったらこう思うけど」というクセをつけます。
相手の行動が、自分の考えと違うのであれば、理由があるはずです。
例えば、相手がダイエットを頑張っているとします。
だけど、なかなか成果が出ません。
「自分はなんでだろう?」と不思議に思うはずです。
相手は必死に努力しようとしていますが、努力が苦手で、予定通り実施できていなかったのです。
自分なら、毎日サボらないとしても、相手には、ハードルが高く、サボりぐせもあって、うまく行かなかったのです。
要するに、自分の考えにある要素を足したり引いたりして、相手の立場に近くなるのです。
相手の事を思い、応援してあげましょう!
他人と同じ経験はないけど
相手には経験があり、自分は経験したことがないことは、会話の中で情報を集めまることで、少しはよくなります。
専門的なことも多いので、わからないことは質問するクセを付けておいた方が良いのです。
少しでも理解しておくと、相手の気持ちを汲み取ることができ、会話などで、相手を癒すことだって可能になります。
洞察力
洞察力を磨きましょう。
- 人の行動を観察するクセ
- 人の行動に興味をもつ
相手が、何故そのような行動をするのか、考えられるように、洞察力を鍛えましょう。
あくまでも推測です
人は十人十色です。
色々な考え、思い、クセ、環境の人がいます。
アメリカ人は相手の立場に慣れないと言います。
人種が違うからです。
白人、黒人、黄色人種など様々な人種がいるのです。
初めての相手の懐には、速攻で潜り込むことが大切です。
そうすることで、こちらが思うように事を運びやすくなります。
秒で取り入れられるようになりましょう。
私は、数多く相手の立場になって考え、コミュニケーションを取ってきました。
その中で、まったくうまく行かなかった経験があります。
それは
- パワハラ上司
- 精神疾患を抱えた人
です。
これらの人は、完ぺきに自分本位なので、何を言っても、人の話を聞こうとしませんでした。
完敗です…
まとめ
相手の立場になって考えると、色々なメリットがあります。
そのメリットは
- 良いコミュニケーションがとれる
- 仕事がラクになる
- お互いにいい感じ
- 交渉するときにも有効
です。
相手の立場になって考えられるようになるには
- 自分では見当がつかない時、相手の立場で考えてみる
- 失敗を恐れない
- 相手との距離
- 自分だったらと考えるクセ
- 他人と同じ経験はないけど
- 洞察力
が必要です。
相手の立場になって考えることで、コミュニケーションが良くなり、信頼を得ることもできます。
相手に寄り添った行動をしましょう!