自分が絶対正しいだなんて、どれだけ身の程知らずなのか!
ほとんどの人は、他人との言い争いをしたことがあるはずです。
もちろん、私も過去に家族や職場で数多く言い争ってきました。
言い争った結果、どんな気持ちになったか思い起こしてみましょう。
- やってやったぜ!
- やられた〜・・・
①のように、自分が主張する通りになったり
②のように、相手に押し切られたり
物別れに終わったり
結果がどうであれ、争った結果は、決して心地いいものではなかったことが多かったと思います。
本記事では
- 相手の意見に全く理解が出来ない方
- 自分の意見を無理やり通したくなる方
- 言い争うことが多い方
に向けて、私が経験した事をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 相手の事を尊重してみようと思う
- 実践すると、無駄な言い争いなどをしなくなる
- 感情的になることに何も得はないことがわかる
ようになります。
少しの時間、お付き合いくださいませ。
はじめに、結論から申し上げると
- 相手の立場になって考えてみる
- 相手の気持ちを理解する
- 感情的になることは、避けるべきこと
ということです。
当たり前っちゃ当たり前ですが、これがなかなか出来ないんですよ!
でも、これをすることで、見えないことが見えてくるし、穏やかな気持を揺るがさないで済みます。
詳細は後述していきます。
相手を尊重しないコミュニケーション
私は、今までは、相手をあまり尊重しないで、自分本位にコミュニケーションをしてきました。
というか、コミュニケーションになっていない…
自分:正しい vs 相手:間違っている
になってしまいます。
みなさんはどうですか?
必ずっていいほどこのように考えたいたはずです。
こうなると、相手はそれを敏感に感じ取り、その途端、心の扉をクローズしてしまいます。
こうなると、コミュニケーションは、破綻してしまいます。
さらに私は、極端でしたね!
家の外では
- 相手に流されがちになり
- 自分を主張することができず
- 次第にどうでもよくなり
- 相手に押し切られる
といったパターンです。
家の中では
自分の主張を押し通す!!!
すごく自己中心的でワガママな振る舞いをしていました。
最低な”おやじ”です。
このようなコミュニケーションでは、生産性もあったもんじゃありません。
家族には迷惑をおかけしましたm(__)m
自分も相手も尊重したアサーティブ・コミュニケーション
アサーティブとは
こ自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、素直に、そして対等に表現すること
引用元:アサーティブ ジャパン
アサーティブな関係のために
自分も相手も尊重するアサーティブな関係のためには
- 感情的にならない
- 相手の立場になってみる
ことが重要です。
感情的にならない
相手と意見や考えが相違すると、つい、感情的になってしまうことがあります。
おそらく、自分の考えに相手も同意してくれるであろうと考えていて
期待していたことが、原因ではないでしょうか?
自分は、自分の考えが100パーセント正しいと思いこんでいます。
なので、感情的になりながらも主張を続けます。
結果はどうであれ
イヤな思いをして、物別れになり、解決に至らないことが多いのではないでしょうか?
このようなことから
感情的になっていては、無駄が多いということです。
私は、最近まで、感情的になることが多かった人間です。
感情は、脳内の扁桃体という原始脳から発せられ、前頭前野という部位がコントロールしています。
過去の私は、扁桃体のコントロールができずに、いました。
最近では、冷静に思考できるようになったので、前頭前野が活発になり、感情コントロールができるようになりました。
もちろん、面白くないことに腹を立てることがありますが、感情に流されることなく、自制することができています。
感情コントロールに関して、下記記事にまとめました。
よろしければ、ご参照ください。
相手の立場になってみる
あまりしたくはないでしょうが
対立する相手の立場になってみてはどうでしょう?
以外に面白いですよ!
なにかって?
相手が主張することの理由が見えてきます。
相手の立場で考えてみると
- 感じ方の違い
- ここまで考えてのことか
- 浅はかな考えだなーこれに気づいていないからか
- 感情的になっているからだ
- 自己利益のためか
などなど
このことで、相手との対峙方法が変わってきます。
相手の事がわかると
相手の良い部分を受け入れ、自分の良い部分を相手に提案できます。
良好な関係のまま、話をすすめる事ができます。
ただし、自分の主張を相手がすべて受け入れてくれるとは限りませんが
自分の考えを伝えることはできるので、コミュニケーションとしては、良いものになるはずです。
自分が大人の対応をすることで、お互いに余計な争いで消耗しなくてもすみます。
自分の気持を抑えなければならないので、多少のストレスを感じることはあると思いますが、それでも、言い争いのストレスに比べると、小さくなります。
相手の言い分を聞き、自分の考えを提案し、妥協点を見つけ出し、平和的解決を図る。
そして、実際に動いてみて、相手が改善点を気付くことができれば、儲けものです。
色々な種類の他人と対峙しなければならないので、完璧にできないことはありますが、相手に経験をしてもらって、成長してもらうしかありません。
その反対に、自分が新たに気づくこともあるかもしれません。
致命的なリスクだけは避けるようにして、あとは実際に、やってみることがいいのだと思います。
まとめ
どうでしたか?
普段、自分の主張だけに注力しているので、相手の立場なんてあまり考えなかったと思います。
相手の立場になって考えてみると、対応が変わります。
理解しなければならないこと
必ず相手に言っておかなければならないこと
がはっきりします。
この時に、決して感情的になってはいけません。
自分の思考回路がエラーになって、ダメダメな主張をしてしまいます。
冷静に、自分も相手も尊重しながら、コミュニケーションをとっていきましょう!
おまけ:この記事を書くきっかけ
相手の事を尊重してこなかった私が、自分も相手も尊重しようなんて…
実は、以前書いた記事で親孝行して幸せに!(恥ずかしさや面倒くささで、親孝行をしないのはヤバい)というのがあります。
これは、私が自分に、照れのせいで、やりたい気持ちがある親孝行を積極的にするべきと言い聞かせるものでした。
その親孝行モードで、嫁の実家に帰省する予定でした。
特に、嫁の両親は、自分の娘や孫に会うことを楽しみにしていたのです。
その中で、最も会いたいのは、遠くで大学生をしている孫でした。
その大学生の孫は、東京を経由して来る予定でした。
この時期の東京という単語は、世間にとって新型コロナウイルス・感染・危険と連想しがちです。
嫁の両親は、もしも感染したら大変だと世間体を心配し、大学生の一番会いたいであろう孫が来ることに、懸念をしました。
正直、私は、心配し過ぎだろう!と思っていました。
いつもなら、強引に話を進めてしまうところでしたが
落ち着いて、実家の両親の気持ちになってみたのです。
自分と実家の置かれている立場
普段付き合いのある人
その他もろもろ違うんだよなぁ…
その人にはその人の置かれた立場というものがあるんだよなぁ。。。
そう考えると
嫁の両親の意見を尊重して、もう一度、どうするか相談することに決めました。
その結果
やはり、嫁の両親は、新型コロナウイルス感染のリスクを重要視しました。
私も納得です。
そうして、嫁の実家帰省計画はなくなりました。
そして、予約済みのフェリーをキャンセルしたのでした。
相手の立場になって考え、無駄な争いをしないことが大切です。