現代社会で生きている私達は、特に仕事に関して、常にストレスフルな状況です。
そんな中、朝、起床すると、突然、襲ってくる大きな不安に悩んだ経験ってありませんか?
そんな日は、朝から何かイヤな感じがします。
その他、色々な場面で、不安になったりしたことはあるかと思います。
本記事では
- 朝、不安で憂鬱になることが多い方
- 様々な場面で、不安を抱いている方
- 不安症の方
に向けて、不安をうまく対処する方法をお伝えします。
何かの参考になれば幸いです。
本記事を読み進めることで
- 不安との付き合い方がわかる
- 不安を毛嫌いしなくなる
- 不安をうまく利用できる
ようになります。
しばらくの間、お付き合いくださいませ。
はじめに結論から申し上げますと
- 不安を受け入れる
- 不安を抱いていても、良いことはある
- 不安を自分の味方にする
ということです。
詳細は後述します。
不安を受け入れる
私達は、不安というものは、良くないものと認識しがちです。
たしかに、自分を悪い方向にもっていこうとしているように思えます。
なので、不安を消し去ろうとします。
しかし、少し違った捉え方をしてみましょう!
「不安と戦う」のではなく「不安を受け入れる」のです。
「わたしは不安感をやりすごせない」という思考を、
「わたしは不安を感じても構わない」と思ってみるのです。
「自分で危険や恐怖を誇張しているだけだと理解しているからだ」という思考に置き換えていきます。
そうすることで、不安の強さはやわらぎ、不安は少しずつ消えていきます。
不安に陥る原因の一つは、自ら不安になろうとしている
不安になりやすい人は、不思議なことに、自分から不安になろうとしている場合があります。
簡単に言うとこうです。
不安になりやすい人は、平穏な心の状態からネガティな気持ちになることをとても恐れます。
そうなのであるのなら、最初から不安になっておけば、嫌な気持ちへのシフトは起こらない。
そうだ、このままずっと不安でいようと考えます。
不安症に悩む人たちが、ネガティブな出来事に対して感情がマイナスの方向に切り替わる事を過度に恐れるのです。
大体の心配したことは、現実には起きていないことが多い。
起こる可能性が低い、余計なことを心配して、不安になっているのです。
私たちの脳は「私が心配したから嫌なことが起きなかっのだ。それなら今後も心配し続けよう」と考えてしまいます。
まったく、脳というやつは…
不安の良い面は集中力と警戒心
わたしたちが、毛嫌いする不安にも、考え方によっては、様々なメリットをもたらせてくれます。
不安は状況に適したモチベーションを高め、わたしたちの選択と行動をより良い方向に導いてくれます。
- 集中力や警戒感を高める
- 不安を抱きがちな人ほど知性が高め
- 健全な神経質になる
- 不安モチベーション
集中力や警戒感を高める
不安を抱くと、集中力や警戒感が高まります。
空気を読む力が高まったり、
予期せぬ事態にすばやく反応できるようになります。
不安を抱きがちな人ほど知性が高め
不安を抱きがちな人ほど、知性が高い傾向があります。
知性が高い人は未来の出来事を考える能力が高いのです。
当然、悪い未来のイメージも具体的に思い描けますし、
そのぶんだけ将来に対する不安も増してしまいます。
健全な神経質になろう
健全な神経質を意識することで、警戒意識が高まります。
不安が引き起こす警戒機能が トラブルを未然に防いだり、
不安によるストレス反応を誠実性がやわらげてくれます。
不安モチベーション
不安をモチベーションに変換しましょう。
「不安は役に立つ」って考え方をします。
不安は私たちに大量のエネルギーと集中力を与えてくれます。
不安モチベーションには、2つのタイプがあります。
- 不安が生み出すエネルギーをモチベーションに変換するタイプ
- 不安を貴重な情報源として取り扱うタイプ
不安があるというのは、なにか注意しなければならないことかもしれないと考えることが重要になります。
私が経験した朝に襲ってきた不安
過去に、私は、朝、突如として襲ってきた不安に悩んでいました。
朝、仕事のために、起床すると、自分の中に不安が沸き起こるのです。
今では、うまく対応できるようになりました。
方法は、とても簡単です。
- その不安は、何が原因なのか
- その不安は、自分で解決できるものなのか
をはっきりさせます。
例えば、
その不安は、私が大きな仕事を複数抱えていて、どうして良いのかわからなくなっている。
私が抱えている仕事の内容を一つずつ確認してみる。
一つずつにばらして考えてみると、なんとかなりそうなことがわかる。
不安が和らぐ。
不安の原因は、いくつかの仕事が重なって、パニックを起こしかけていたからでした。
あと、自分ではどうしようもないことについては、考えて仕方ないので、考えるのをやめるようにします。
不安やストレスからくるネガティブな感情を受け入れる
私達は、不安やストレスがあると、不快な気分になりますよね!
そうなると、どうしても排除したくなります。
排除するために、相当なエレルギーを費やし、心も疲れてしまいます。
どれだけ頑張っても、なかなか排除することなんてできません。
単純にネガティブ感情を排除しようとする方法は、効果がありません。
消耗するだけなのです。
不快な感覚は受け入れてあげる方がよろしいのです。
例えば、私にネガティブな感情が現れたとします(おそらく仕事中)。
まず心のなかで、「あらっ、ネガティブくんじゃないの、今日はどうしたんだい?」と声をかけます。
それと、「そっか、さっきの上司に言われたことで、ネガティブくんが生まれたんだね。仕方ない、しばらく私の中に居てもいいですよ」と思います。
私は、しばらくの間、ネガティブくんと共存しようとしたのです。
そうすると、次第にネガティブくんの影が薄くなっていきました。
消し去ろうとせずに、自分の中に居させてあげる
例えば、職場で同僚から気に障ることを言わたとします。
そうすると、腹が立ちます。
ネガティブな感情が生まれて、言い返したりします。
または、相手のことを「悪気はなかったんだ、きっと私の勘違いだ」と良いように捉えて、頑張って嫌な気持ちを解消しようとすると思います。
このように頑張ってしまうと、消耗してしまいます。
なので、先程のように「イライラ君、いらっしゃい。どうぞ好きにしていってください。今日は来てくれてありがとう。」と挨拶だけして、あとは構わないでおきます。
しばらくは、イライラ君がお邪魔していると思いますが、「ありがとう」と感謝したときから、イライラMAXではない状態です。
そのうちにどこかにいなくなってしまいますよ。
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幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない(ラス・ハリス)ーオススメの名著
先程からお話しているのが、この本に書かれているテクニックの一部です(伝え方が下手でスミマセン)。
私は、仕事のストレスから開放されて、幸せになりたいと逃げの姿勢で読みました。
その期待は見事に裏切られ、ネガティブな感情に振り回されないで、楽に生き、自分に価値を見出し、目標に向かって行こうよ!といった、逆に仕事を頑張るぞと思わせられた本です。
不安やストレスに悩んでいる人は、辞表を出す前に読んでみると良いですよ!
幸せになろうとしてはいけないの?
著者曰く、幸せになろうと頑張れば頑張るほど、幸福の罠にハマってしまい、逆に不幸になっていく。
幸せになろうとする
↓
不幸(ネガティブな感情)を遠ざけようとする
↓
逆に不幸になる
幸福の罠
幸福の罠は次の通りです。
1.自分に何か欠陥があることは幸福ではない → 不足を補え
2.ネガティブな感情と幸福は両立しない → 不快から逃げろ
3.思考や感情をコントロールして幸せになる → 未来に備えよ
と昔から考えてきました。
これらはすべて間違いですが、幸福になろうとして、一生懸命に行動してしまいます。
幸福を追いかけるあまり、不幸を遠ざけようとして、もがいてしまいます。
これだと、かえって不幸に向かいます。
蟻地獄状態です。
正解としては
1.自分に欠陥があってもかまわない
2.ネガティブな感情を排除しようとせず、受け入れる
3.思考や感情はコントロールできないので、無駄にあがくことはやめる
といった感じでしょうか?
まとめ:不安を自分の味方に変える方法
不安に悩んでいる方は、不安を自分の味方につけましょう。
どうせ、不安というものは、排除できないのですから。
不安を抱いていても
- 集中力や警戒感を高める
- 不安を抱きがちな人ほど知性が高め
- 健全な神経質になる
- 不安モチベーション
などのメリットで、不安を活かして、自分に取り込んでしまいましょう。
不安や仕事などのストレスで悩んでいる方は、「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」と読んでみてください。
きっと良い方向性を見つけることができると思います。
以前の私は、読書なんてしませんでしたが、ストレスでメンタルが病みそうになって、ヒントを探すのに、色々と読んできて、今の所、一番いいです。
今までの不快感を消し去ろうとするやり方は、かえっていけなかったのです。
自分の中にネガティブ感情の居場所を作ってあげることです。
本当にオススメです。
私は、一度読みましたが、何回も読むつもりでいます。
人生は、一度きりです。
無理しないで、楽しんでいきましょう!
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