50代になってから、同年代の周りの人達が健康を害するのを目にすることが多くなりました。
がん、高血圧、糖尿病……
入院して手術をしたり、毎日薬を手放せなくなったり、人工透析に通ったりと、日常生活がどんどん不便になっていくのを、リアルに目の当たりにしているのですね。
今回は、50代になって強く感じるようになった「健康」というテーマについて、わたしの体験も交えながらお伝えしていきます。
わかっているのに、なぜ不健康な方向へ進んでしまうのか
世間では、健康を維持するためには食事・運動・睡眠・ストレスが大切だと言われていますよね。
それはもう、エビデンスもしっかりあって、誰もが知っていることなのですね。
でも、現実はどうでしょう。
糖質や脂質たっぷりの食べ物を好んで食べたり、近距離でも車を使い、階段を避けてエレベーターを利用したり、夜な夜なスマホやパソコン、ゲームにふけって睡眠をおろそかにしたりと……健康維持には厳しい状況が日常のあちこちにあふれているのですね。
さらに、健康に気をつかっている人に対して「命が惜しいんだわ!」と健康オタク扱いして毛嫌いする風潮すらあります。
どうなっているんだか、なぁ😱
不摂生のツケは、ある日突然やってくる
不健康な行動を続けていても、すぐに身体が壊れるわけではないのですね。
かなりの時間、変調をきたさないのです。
だから「自分は大丈夫」という感覚が生まれてしまうのだと思います。
しかし、健康を害するリスクは着実に積み上がっていて、不摂生のツケをある日突然払わされることになるのですね。
そしてさらに追い打ちをかけるのが、死生観の問題です。
死というものを深く考えたことがない人ほど、いざ重篤な病気と向き合ったとき、死に対する恐怖が大津波のように押し寄せてくるのですね。
不安と恐怖で頭の中がぐるぐるして、何も考えられなくなってしまうのです。
不健康を量産する社会の構造
少し視野を広げると、こんな見方もできるなぁ、と思うのですね。
世間では、健康に向かわず、不健康になる行動習慣が当たり前のようにはびこっていて……健康を害するような食品を扱っている大企業や、薬を売って業績を上げている製薬会社などが日本の経済を回していると言っても過言ではない、という現実があるのです。
わかっているのに変わらない社会。
切ないですね。
わたしが心身をボロボロにしてしまった話
健康を害する原因の代表はストレスで、特に人間関係とお金がその大きな要因とされています。
わたし自身も、仕事のストレスで心身がボロボロになった経験があります。
職場を離れる勇気を持てないまま、悪化させてしまったのですね。
あのとき、もっと早く動けていたら……と思わないことはないです(笑)
でも、現在は職場を離れ、セルフコーチングを通じて、物事の捉え方や日々の行動が少しずつ変わり、心が落ち着いてきています。
遅くはなかったのです。
健康維持に大切な3つのこと
難しい話は抜きにして、健康を維持するうえで特に大切なことは、シンプルにこの3つだと思っています。
- 食事
- 運動
- 睡眠
食事:加工食品・添加物への注意
食事は野菜中心が基本で、加工されたものには特に注意が必要なのですね。
ハムやソーセージなどの加工肉は、発がんリスクとの関連が指摘されていて、WHOも「グループ1(発がん性がある)」に分類しています。
また、菓子パン・スナック菓子・アイスクリームなどに使われているトランス脂肪酸や食品添加物も、摂り続けることで心臓病や炎症のリスクを高めるとされているのですね。
「たまになら」が続いて「毎日」になっているパターン、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか(笑)
「超加工食品(ウルトラプロセスフード)」という言葉があります。これは、工業的な製造工程で複数の添加物・香料・乳化剤などが使われた食品のことで、コンビニ食やファストフード、袋入りスナックの多くが該当します。研究では、超加工食品の摂取量が多いほど、肥満・2型糖尿病・うつ病・認知症のリスクが高まることが示されているのですね。
食事を変えることは、すぐに結果が出にくいだけに、後回しにしがちです。でも、積み重ねが10年後の身体をつくっているのですね。
運動:生きるために動く
生きていくうえで、運動は欠かすことができないものだと思っています。
運動をすることで全身の血流が促され、身体の機能だけでなく、脳の働きも高めてくれるのですね。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して週150分以上の中強度の有酸素運動を推奨しています。
ウォーキングでも十分で、毎日30分歩くだけでも心臓病・糖尿病・うつ病のリスクを下げる効果があるとされているのですね。
わたしは毎朝ランニングをしているのですが、走り終えた後の清々しさは何物にも代えがたいなぁ、と感じています。
気分が落ちているときほど、走った後は頭がスッキリするのですね。
睡眠:削ってはいけない土台
睡眠不足は、認知機能を低下させ、精神を不安定にします。
さらに、睡眠が足りないと食欲を増進するホルモン(グレリン)が増え、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減るため、過食しやすくなるのですね。
判断力も下がるので、「まあいいか」と身体に悪いものを食べてしまうことも増えるのです。
睡眠は、食事・運動の効果を最大化するための土台とも言えるのですね。
成人の推奨睡眠時間は7〜9時間とされています。「6時間で十分」と感じている人でも、実は慢性的な睡眠不足状態にある場合が多い、という研究結果もあるのです。
まとめ
50代になると、健康は「意識しなくても維持できるもの」ではなく、「意識して選び続けるもの」になっていくのですね。
食事・運動・睡眠——シンプルだけど、続けることに価値があるのだと思っています。
社会の流れに飲まれず、自分の身体と向き合う時間を少しずつ作っていけると、きっと10年後の自分が「ありがとう」と言ってくれるはずです。
焦らず、自分のペースで。
何かのヒントになれば嬉しいです。

