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朝の不安感が教えてくれること|ネガティブ感情の意外な価値

朝の不安感が教えてくれること|ネガティブ感情の意外な価値

朝、目が覚めた瞬間に、ふわっと不安が押し寄せてくることがあるのです。



何かとくに悪いことがあったわけじゃないのに、なんとなくざわざわする。あの感覚、わかりますよね。



わたし的には、これって脳がまだちゃんと起動していないからじゃないかな、と思っています。睡眠から目覚めたばかりのタイミングは、情報処理が不完全で、感情だけが先走っている状態なのかもしれないです。まあ、あくまでわたしの主観ですけどね(笑)。



でも、この「朝の不安」について、少し向き合ってみたら、けっこう大事なことに気づいたのです。



今回はそのお話をしたいと思います。



この世は「相対」でできている




人生ってうまくいかないことの方が、圧倒的に多いと思いませんか。



いや、「多い」というより、目立つんですよね。うまくいかないことの方が。



SNSを開くと、みんなキラキラしているように見える。旅行、グルメ、素敵な仕事、充実した日常……。なんか自分だけが取り残されているような気分になったりして。



でも、ちょっと待ってほしいのです。



あのキラキラしている人たちだって、いいことばかりのはずがない。むしろ、嫌なことの方が多いんじゃないかなぁ。発信しているのがいい部分だけ、というだけで。



人生は、うまくいかない時があるから、いい時が引き立つのですね。



これってまさに「相対」の世界なのです。



わかりやすい例でいうと、食事がそうですよね。美味しいものを毎日食べていると、だんだん感動が薄れてくる。でも質素な食事を続けていると、飽きないし、何より「ありがたい」という気持ちが自然と湧いてくるのです。



高級なものより、シンプルなものの方が、感謝の心を育ててくれるってことなんですよね。



それなのに、わたしたちは「毎日がいい感じじゃないといけない」と思いこんでいる。



ちょっと気分が滅入っていると、「自分だけがうまくいっていない」って、勘違いさえしてしまうのです。



だから朝の不安感が、必要以上に「最悪の出来事」に感じられてしまうのかなぁと思います。




📌 関連記事:足るを知る、という感覚についてはこちらにも書いています。

日々の小さな幸せに気づくために、わたしが実践していること


ネガティブな感情を「よく味わう」という発想




ここで少し、冷静に考えてみてほしいのです。



不安や恐怖、確かに不快です。できれば感じたくない。でも、その感情をなかったことにしようとすると、かえって大きくなっていくことがある。



じゃあどうするか。



よく味わってみるのです。



え、って感じですよね(笑)。でも本当にこれが効くのです。



不安な気持ちを感じながら、その感覚を詳細に観察してみる。胸のあたりがざわざわする?なんとなく胃が重い?どんな感触なのか、ちゃんと見つめてみる。



そうすると、不思議なことが起きるのです。



「これって、ジャンプの前に低くなるような感覚じゃないかな」とか、「人生、うまくいかない時もあるよなぁ」とか、自分の中から自然と声が聞こえてくる。自分で自分を慰めたり、気づきを与えてくれたりする。



あるいは「だからどうした」という感じで、気持ちがスーっと俯瞰に向かうことも(笑)。



情動は「娯楽」である




カーネギーメロン大学の脳科学者、苫米地英人博士が面白いことを言っているのです。



「情動は娯楽だ」



って。



最初に聞いたとき、わたしは「は?」って思いました(笑)。でも、じっくり考えてみると、なんか腑に落ちるんですよね。



感情って、映画を観ているのと似ているんじゃないかなと思うのです。ホラー映画を観て怖い、感動映画を観て泣く。でもそれは「体験」であって、映画が終わればスクリーンの外に出られる。



不安や恐怖も、それと同じで、あまり真剣に向き合いすぎなくていいのかもしれないです。



「あ、いま不安という感情を体験しているな」くらいの距離感で、眺めてみる。そうすると、その感情に飲み込まれずに済むのです。



これって、仏教でいう「観察する自己」にも近いですよね。



感情をリアルに体験しながら、でも少し離れたところで見ている、もう一人の自分がいる。この感覚を育てていくのが、生きやすさにつながっていくのかもしれないなぁと思います。




📌 関連記事:感情との付き合い方、マインドフルネスについてはこちらも読んでみてください。

ネガティブ感情と上手に距離を取るためのわたしの習慣


ネガティブがあるから、小さな幸せが輝く




ネガティブな感情としっかり向き合っていると、ちょっとしたいいことが、ものすごくうれしく感じられるのです。



天気がいいとか、コーヒーが美味しいとか、誰かがLINEをくれたとか。そういう、日常の小さな出来事が、じんわりと心に沁みてくる。



これが、感謝なんですよね。



感謝って、意識して作り出すものじゃなくて、「相対」の中で自然と生まれてくるものなのかなぁ、と思うのです。



辛い時間があるから、穏やかな時間がありがたい。

うまくいかない日があるから、うまくいった日が輝く。

不安な朝があるから、すっきりした朝がうれしい。



だから、ネガティブなこと、ネガティブな感情って、実はとても大切なのですね。



まとめ




  • 朝の不安感は、脳が完全に起動しきっていないタイミングに起きやすいのかも

  • この世は相対でできていて、うまくいかない時があるから、いい時が輝く

  • ネガティブな感情は抵抗するより「よく味わう」方が、案外楽になる

  • 苫米地博士の言葉通り、情動は娯楽くらいの距離感で眺めてみると楽

  • ネガティブがあるから、小さな幸せへの感謝が生まれる



不安な朝を迎えているあなたに、少しでもヒントになれば嬉しいです。



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